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スクワットで股関節を機能させる

股関節を機能させるとは、ほぼ全ての人にとって必要なことではないでしょうか。



1.股関節を屈曲させる

構える、動き出す、止まるほとんどの動作で股関節屈曲の重要性が示されており、
これらの動作において股関節が屈曲することで

✔︎腰・膝にかかる負担を軽減できる
✔︎大きな力発揮が可能となる

などと言われています。

動作指導の際も

✔︎股関節を曲げてください
✔︎鼠径部から曲がる意識で動かしましょう
✔︎坐骨を上に向ける意識で動かしましょう

といった口頭指示でも、股関節への意識を特に注意して指導しているのではないでしょうか。


股関節が曲がっているかどうかの判断は

✔︎前屈時に骨盤帯の後方移動が見られるか
✔︎スクワット時に下腿と体幹が平行であるか

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これらを指標に観察しているのではないでしょうか。

ここで注意しなければいけないのが、

意識してその形を作っているのではないかということです。

意識して骨盤を後ろに引き、意識して下腿と体幹を平行にしていれば、
他の課題があった場合はその部位に意識は向かずその形は崩れてしまうのではないでしょうか。

また、身体の剛性を高めることでその形をとっていれば関節運動の自由度は低下し、股関節を曲げることしかできなくなります。

そこで今回は、スクワットにおける股関節屈曲に必要な股関節機能の評価と指導方法・トレーニングについてご紹介していきたいと思います。

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過去にこちらの記事でも股関節について解説しています。


2.股関節機能評価

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