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シンスプリントに対するアプローチ|➌ 運動療法

前回に引き続き今週もシンスプリントに対するアプローチについて解説していきたいと思います。

前回は関節可動域の改善方法についてご紹介させていただきました。

【シンスプリントに対するアプローチ|➋ 関節可動域改善】


今回は関節可動域改善後に求められる運動療法について解説していきたいと思います。

シンスプリントに必要な機能


シンスプリントでは足部アーチの低下、足関節でも後足部(距骨下関節)の回内を制御することが重要な機能となります。

これらの機能不全は下腿筋膜に対する牽引力を増加させる可能性があり、運動療法によって機能改善を図る必要があります。

➊足部アーチ低下

足部アーチは衝撃緩衝作用を担います。その中でも内側縦アーチの低下はシンスプリントの危険因子として考えられています。

内側縦アーチを含む足部アーチの挙上には足部内在筋群による動的安定性が求められます。

➋距骨下関節の安定

距骨下関節の回内の制御には後脛骨筋が関与しています。後脛骨筋は足関節底屈、回外作用を持ち、接地時に内側縦アーチ挙上、距骨下関節回内を制御する役割を果たします。

また長腓骨筋と共に作用するクロスサポートメカニズムでは足底から横アーチの挙上させる機能も果たします。横アーチの上昇は内側縦アーチの剛性上昇にも関わるため、後脛骨筋と長腓骨筋の機能改善を図ります。

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シンスプリントに対する運動療法


❶足部アーチ安定化エクササイズ
・short foot ex
・開排 ex

➋距骨下関節安定化エクササイズ
・後脛骨筋ex
・サイドブリッジ

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