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シンスプリントに対するアプローチ|➋関節可動域改善

今回も前回に引き続きシンスプリントに対するアプローチの方法についてご紹介していきたいと思います。

前回はシンスプリントに対する足関節の評価について解説させていただきました。

【シンスプリントに対するアプローチ➊】

今回は評価に続いてシンスプリントの危険因子となる足関節背屈制限の原因と改善方法について解説していきます。


シンスプリントにおける背屈制限

シンスプリントの発生因子の一つに足関節の背屈制限があると考えられています。

足関節背屈制限の原因として距骨後内側への移動が制限され、距骨が外旋することが予測され、距骨外旋は足関節背屈軸の偏位を招きます。

足関節背屈軸の偏位は相対的な下腿内傾を発生させ、下腿筋膜に対する牽引力を増加させる可能性があります。

距骨後方内側を走行する長母趾屈筋やkeger`s fat padなどの軟部組織の滑走不全が挙げられます。

また後脛骨筋の滑走性低下は筋出力の低下を招き、内側縦アーチの低下を誘発する可能性があります。

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これらの問題を改善するための徒手的なリリースとストレッチを行っていきます。

背屈制限改善アプローチ

❶足関節リリース
・keger`s fat pad
・後脛骨筋
・長母趾屈筋

❷距骨可動性改善ストレッチ


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