見出し画像

スポーツ復帰に向けたシンスプリントのアプローチ

シンスプリントは脛骨内側後方遠位1/3~2/3にかけての運動痛が生じる骨膜障害とされており、ランニングの接地、ジャンプでの着地、ステップでの切り返しなどによって骨膜への牽引ストレスによって発生することが指摘されています。

画像6


シンスプリントの発生因子として運動量の急激な増加、高負荷な運動の継続などが挙げられ、新しいカテゴリーに移行する新年度の時期にも増えることも特徴の一つとしてあるように考えられます。

また身体的な危険因子の一つとして足関節背屈制限や舟状骨降下に伴う内側縦アーチ低下など足部・足関節の機能不全も大きく関与します。

そのため足部・足関節に対する段階的な機能改善のアプローチを行うことはスポーツ復帰のためには必須の条件と考えることができます。

このnoteではシンスプリントに対するスポーツ復帰に向けた段階的なアプローチ方法を動画を中心に解説していたいと思います。

≪note概要≫
1.足部・足関節に対する評価
・足関節背屈可動域
・足部アーチ機能
2.関節可動域改善
・背屈制限の改善|距骨後方可動性の獲得
3.運動療法
・足部アーチ機能改善
・距骨下関節安定性の獲得
4.アスレティックリハビリテーション
・足関節底屈筋群の機能改善

【ダイジェスト動画】


1.足部・足関節に対する評価

シンスプリントでの足部・足関節に対する評価では主に足関節背屈可動域と足部アーチ機能を評価していきます。

・足関節背屈可動域

距骨内側後方に移動し脛腓間に嵌りこむことで構造的な安定性を高めることができます。

足関節背屈制限は背屈時の足部外転偏位を招き、内側縦アーチの低下を発生させる可能性があります。

画像6


・足部アーチ機能

足部アーチ機能は内在筋群や足底腱膜による足部アーチを安定させるトラス機構と、MP関節伸展による足底腱膜が巻き上げられることによって剛性が高まるウィンドラス機構があります。

これらの機能不全は荷重時に足部アーチの低下を招き、舟状骨降下などを生じる可能性が高まるため機能評価を行います。


画像6

➊ 足関節背屈制限評価
・half kneeling DF テスト
・mortise テスト
➋ 足部アーチ機能評価
・トラス機構評価|舟状骨降下テスト
・ウィンドラス機構評価|母趾伸展テスト
・後脛骨筋筋力評価

ここから先は

1,226字 / 3画像
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?