トーマステスト変法 解釈と臨床応用
股関節伸展制限は腰痛や歩行障害につながるため、見逃すことのできない所見です。主に腸腰筋の短縮が原因となり、トーマステストにて評価されます。
トーマステストにはベッド端から一側下肢を垂らした変法があります。私は他の筋の短縮評価や治療肢位にも応用が効くという理由から変法を用いています。
今回はトーマステスト変法のコツや注意点、そして臨床応用について書きます。
■股関節伸展制限が及ぼす影響●腰痛の原因
股関節は腰と隣接していることから、腰への影響が非常に大きいといえます。股関