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【コロナ後遺症】転職活動のススメ - 理解者を見つける方法 -



1,はじめに

私はコロナ後遺症を患い、周囲の不理解で酷い扱いや不当な対応をされることがありました。それはこの後遺症に限らず、あらゆる病気や症状の方が無形の原因に悩まされていることを、強く実感するとともに
これから、もしくは悩んでいる方々の助けになれば幸いです。

これは自分自身の経験をまとめ、整理して自己分析するための備忘録でもあります。すべての人にとって正解となるわけではないことをご承知おきください。

またご意見やその他の経験がある方がいらっしゃれば、私自身も参考にしたいのでお気軽にコメントをください。

2,大手 / 総合系エージェントサービスは使うな

間違いなく無駄足です。求人の豊富さはどこにも負けませんが、
「対応の遅さ」
「条件のミスマッチ」
「エージェントの実力」
という3つの事柄において、悲しい結末しか迎えられないでしょう。

「対応の遅さ」
抱えている案件や人数が大変多く、あまり企業への売り込みや折衝してくれるイメージがありませんし、レスポンスは悪いです。最終面接まで行けば「あと一押し!」をするためにあれこれ手を尽くしてくれますが、あくまでも自分自身の実力と自主性が試されており、エージェントに過度な期待はできないでしょう。彼らが重視するのは成約の質や濃度ではなく、数です。

「条件のミスマッチ」
機械学習により、オートマティックに求人が紹介されます。求人につけられたタグに、スキルや経験、探しているであろう求人が自動的にリストアップされます。あくまで求人を見つけるのはユーザーの私達で、エージェントといいつつもコーディネートを細かくしているわけではありません。よってあなたの本当に求めている求人を探すには、自分自身でちゃんとデータベース内の求人をマイニングしなければなりません。

「エージェントの実力」
ついてくれたエージェントのスキルや相性が、私達にマッチングしているとは限りません。言ってしまえば「ハズレ」があります。もっとエージェントに動いてもらうために、私達が積極的にコンタクトを取る必要があります。もはやエージェントってなんぞ?という…。相手が有能でも、相性が悪ければハズレです。向こうも人間なので、「ポジティブ」な思考でアプローチしてあげてください。

3,ネガティブ思考を捨てる

これが1番最初の難所であると考えます。先程の文末でもあったように、
「ポジティブ」に考えて言動を組み立てることが何においても重要です。「私、こんな状態だから…」
「先行きが見えない不安に押しつぶされそう…」
そんなの誰も知ったことではありません。今までの悲しい出来事はもう変えようのない事実です。

ではこれからポジティブな思考で
「やった!これからキャリアピボットができる!」
「100年分の数年を棒に振ったけど、人生まだまだあるしな!」

と前向きにただ只管に行動しましょう。ポジティブ思考を変数として代入すれば生き難さはグッと減ります。実を結ぶかどうかは別ですが、意外と理解者がポッと現れる可能性も上がることでしょう。類は友を呼びます。

4,周りを巻き込もう

理解者がいない…誰もわかってくれない…おぼぼぼぼ

皆別個体なので、100%理解できないのはしょうがないことです。私もネガティブな思考に支配されていたとき(今でもたまにありますが)、なんで誰も理解してくれないんだ!と他責に走ってしまうことが稀にあります。しかしよく考えてください。あなた自身のせいではない状況は、誰のせいでもないという可能性を排除してはいけません。責めても何も生まれません。ネガティブ思考は捨てましょう。

そこで、まずは手が届く範囲からSOSを出すことが大事です。家族や友人、知り合い、ネットがある時代なので、とにかく繋がりを作りましょう。あなたの今までの行いや素性が悪くなければ、誰かしら手を差し伸べてくれるでしょう。転職エージェントも同様です。先ずは話してみる。だめなら他に行く。これの繰り返すのは骨が折れますが、とにかく状況をわかりやすく説明すれば、誰かしら手を差し伸べてくれるかもしれません。

私は「ノイズカット」をしたかったので、周りの関係を一旦シャットアウトして塞ぎ込んでいましたが、心配してくれた友人が家まで差し入れを持ってきてくれました。彼らは今でもよき理解者です。

お金の問題はかなりデリケートですが、実際問題「医療費も生活費もかかる…お金がない!」ということに尽きるので、先手を打っておく必要があります。お金の心配をしては体が回復するわけがありません。家族に頼れなければ市区役所に駆け込んで、お金が出る制度を確認して申請しましょう。

5,共感力が高いエージェントを見つけよう

あなたのことを考え、共感し、「周囲にもあなたと同様の方がいる」ことを示唆するエージェントが現れ始めたら、社会の啓蒙が進んでいる証拠。先人に感謝しつつ、状況を適切にお話して仕事を紹介してもらいましょう。

エージェントを選ぶうえで重要なことは
「症状を適切に理解し」
「一緒に頑張りましょうと言ってくれる」
「オーナーシップのある」という3点です。

この時代では共感力が高いということだと考えます。あなたの状況に対してChicken or Eggみたいな話をするやつがでてきたら、そいつは味方になってくれません。

「先ずは社会復帰してから…」
「復職してから半年経ったら…」
「ハローワークで仕事見つけた方もいますよ!」

こんなやつがいたら、時間の無駄なので終わりましょう。クライアント重視の職務放棄です。え、あなたたちの仕事はなんだっけ?ってなります。

6,エージェント会社の見極め方

これは一般的に誰しもが当てはまることですが、専門性の高いエージェント会社は、とてもフレキシブルな対応が望めます。

おすすめする規模感は
「スタートアップ〜中規模の転職エージェントで、特定の業界/職種特化」

働き方や状況によってアレンジしてくれます。
また長期的な目線で対応してくれるため、何においても優先度はユーザーでであり、それが最大の武器でもあります。なによりも理解や共感は圧倒的で、自分ごとにして対応してくれます。結果が伴うかは別として、真摯に対応してくれることは私達にとって心の支えにもなるでしょう。

最後に, 生きているからラッキー

あなたは何も悪くありません。そして周りも悪くありません。何かのせいにしたり、当たり散らすのはよくありません。思考の増悪は、体に反響し調子を崩してしまう可能性さえあるでしょう。あなただけが苦しい思いをしている、というわけではありません。あなたは悪くないのです。

できることから始めましょう。
生きているからラッキーです。


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