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【公認会計士試験】無職専念受験生の合格までの1年間

こんにちは、りんりんです!
今後、会計士試験合格を目指す人たちに参考になればと思い、筆を取っています。どうぞよろしくお願いいたします。

記憶がまだあるうちに、受験生時代にどのように過ごしていたか、勉強の進捗や心境などと共にお伝えできればと思います。細かく書くと際限なく長くなってしまうので、細かいところは適宜別にまとめたnoteのリンクを貼っておりますので、ご確認いただけますと幸いです!


1.前提

勉強期間:約1年(2020/08/27~2021/08/22)
予備校・コース:CPA会計学院、2年速習コース(2021/2022合格目標)
勉強環境:2020/10までは働きながら、以降無職専念
合格年度:2021年5月短答、2021年8月論文
会計に関する事前知識:専攻・前職は会計とは無関係、簿記2・3級は2019/11/17に取得

2.合格までの1年間

2020年10月ごろ(勉強開始すぐ)

元々無職専念で勉強しようと思っていましたが、急に「明日仕事行きません」なんてもちろん通用しないので、退職日は10月末で調整しました。担当しているプロジェクトが佳境に入っており、1日に捻出できた勉強時間は2-3時間程度でした。

講義は財務計算・財務理論からスタートし、9月後半からは管理もスタートしました。講義を見終わったらもう寝る時間になっている、もしくは時間はあるけど仕事で疲れてなにもできない、なんて日ばかりだったので、復習が全く追いつかず講義内容はほとんど頭に入っていませんでした。

最初の頃は答練の点数もかなり酷かったです。管理の初回答練で10点しか取れなかった時は泣きそうでした。

2020年10月半ば~11月末

前述の通り、退職日は10月末でしたが、有給休暇の消化などがあり最終出勤は10月の半ばでした。「さあここから勉強に専念できるぞー!」と思っていましたが、引っ越し業者の手配、住民票の移動、各種身分証明書の住所変更、年金の支払猶予申請、健康保険は父の扶養家族に入れてもらう等々、諸々の手続きでてんやわんやしていました...
単なる引っ越し手続きだけでなく、"無職"という特殊な環境になったことで起こる特殊な手続きが多数あり、常に「何か申請し忘れているものはないかな...」と考えることが多く、しばらくあまり集中できていませんでした。

勉強面では働きながら勉強していた頃の復習不足がたたり、財務計算・財務理論・管理のいずれにおいても、答練で合格点を割ってばかりで何もうまくいってませんでした。
それに、それまでずっと2-3時間/日しか勉強してこなかった人間が、いきなり10時間/日もの間集中して勉強などできるわけもなく、集中できない時は、意味もなく家の掃除をしたり、散歩をしたり、無駄な時間ばかり過ごしていました。

2020年12月

いよいよ流石にまずいなと思いまして、講師の方へ受講相談をしに行きました。カリキュラム上、まだ監査・企業の受講を始めてない&無職専念で比較的時間があることから、時間はかかるけど出来ないところは講義から見返してしっかり復習するという作戦をとることにしました。

同時に、勉強方法から生活習慣まで全般的に抜本的な見直しを行い、しっかり作戦を立てながら勉強を進め始めました。実際に行っていたことについては、以下noteで書いています。渾身の一作なので、ぜひ見てほしいです。

上記の作戦が功を奏してか、次第に答練の点も回復していき、順調に進んでいきました。時期的にはもっと後ですが、組織再編の答練で満点取った時はめちゃくちゃ嬉しかったです。このあたりから1年合格を意識し始めました。

今振り返ってみても、このタイミングで受講相談行ったのが短期合格達成のための良いターニングポイントだったと思ってます。何か迷ったり、悩みがあったらすぐに受講相談へ行くのがいいと思います。私は以降は月1回は受講相談へ行くようにしていました。

2021年1月

もうすぐ財務計算・財務理論・管理の講義が終わりそうというタイミングです。このタイミングで監査の講義がスタートしました。勉強のスタイルが確立できていたので、答練の点数も初回からしっかり安定していました。

2021年2月~3月

財務計算・財務理論・管理の講義視聴が終了し、同時に企業の講義がスタートしました。全体的に進捗・成績推移が良かったので、講師の方と相談して、監査・企業のどちらかは毎日1講義進めるといった感じで、通常のカリキュラムのペースより早く終えることを目指すことになりました。なんとか答練の点数は毎度合格点は維持していましたが、かなり暗記要素が強い科目ということもあり、受講完了までかなりしんどい思いをしました。

2021年4月

短答式試験が近づき、本番に近い難易度の答練・模試などをこなす日々です。やはり勉強量が足りておらず、模試の点数はひどいものでした。かなりひどい点数を取ってしまった回では、ショックで何週間も全く勉強が手につかなかった時もありました。

2021年5月短答式試験当日

2021年5月短答は新型コロナウイルスの影響で試験日が短縮され、1日で全科目実施されました。解なしの問題があったり、いろいろと波乱万丈の回でしたが、終わった後は「それなりの手応えを感じるけど、よくわからない...」というモヤモヤした感覚でした。試験は横浜で行われたのですが、帰る前に受験友達と海辺でビールを飲んだりして気持ちを紛らわせていました。

2021年5月短答式試験翌日~6月上旬

とか言いながら帰り道で自己採点したら、得点率76%で、ほぼ確実合格という結果だったので、次は論文式試験に向けて、租税・経営を進めるべく、次の日から気持ちを切り替えて講義視聴を始めました。

この時も講師の方と相談して、通常のカリキュラムより早く終わるペースを目指し、毎日1-2講義ペースで進めるようにしました。ちなみにどちらもレギュラー講義は受講せず、5-8に特化した講義(租税:コア論点講義、経営:速習講義)を受講しておりました。なお、租税・経営を進めている間は短答科目はほとんど触れていません。

2021年6月中旬

短答科目の論文ダイジェスト講義を視聴し始めました。同時に論文答練も受け始めました。結果は散々ですが、毎日ひたすらインプットとアウトプットの連続です。

2021年6月下旬~論文式試験当日

見るべき講義は一通り見終えた状況です。ひたすらテキスト、論文答練をぶん回す日々です。

私の場合は各科目を、財務計算・理論、管理計算・理論、監査論、企業法、租税計算・理論、経営学財務管理(計算)・経営管理(暗記)と10分野にわけて、それぞれどの科目も1日の中で必ず触れるように、かつ7-10日間かけて教材を1周できるように、時間を組み立てていました。

2021年8月論文式試験当日

2021年8月論文も、監査が大問どちらとも事例問題だったり、会計学第5問の形式がいつもと違ったり、いろいろと波乱万丈の回でしたが、手応えとしては、企業・経営は科目合格、会計学・租税は52ギリギリ、監査は足切りという感覚でした。「惜しいところまでは行けているかもしれないけど、まあ落ちてるかな…」と思ってました。帰りに短答の時も一緒に飲んだ友達と一緒に飲みに行ったりして気持ちを紛らわせていました。そんな感じで以降は就職活動へ…

なお、そんなもやもやな手応えの論文式試験、開示答案と成績が気になる方はこちらへ。合格するにはどのくらいのレベルまで仕上げる必要があるのか、合格者の論文答案の一例として参考になると思います。

ちなみに、短答式・論文式試験の直前答練〜本番までの成績推移については、このnoteで書いています。答練の点数が伸び悩んでいる人に見てほしいです。最初は悪くても、本番で跳ねればいいんです。私もそうでした。

3.あとがき

ざっくりこんな感じで合格までを過ごしました。あったことを書いただけですが、このnoteを読んでいただけた方々にとって少しでも参考になる情報があれば幸いです!

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