【考察】なぜ若い子はSNSで句読点をつけないのか?
我々、文章を書く時は句読点をつけますよね。
どうやら今の若者、特に10代の子は句読点をつけないことが多いらしいのです。
特にSNSで多いらしいのですが、それはなぜでしょうか?
1. 句読点とは
句読点は、文章の可読性を上げるためにつけるものですよね。
句読点がなかったらどこが区切りでどこが息継ぎなのかわからないしなんだか読みづらい文章になってしまいますよねこんなふうに。
上記のようなそんなに長くない文章であれば、それほど違和感なく読めるかもしれませんが、やっぱりあったほうが読みやすいことは確かですよね。
2. なぜ若い子は句読点をつけないのか
これはSNSの時代ならではだと思います。
特にX(旧Twitter)では、基本的に1投稿140文字が上限です。
この上限って結構文章を書こうとすると少ないんですよね。
それゆえに、少しでも文字数を削るべく、句読点がなくなっていったのだと思います。
Xが流行ったこの時代であれば自然な流れかと思います。
また、若い子は140文字ギリギリの文章ではなく、1行ほどで終わる短い文であることも起因しているようですね。
要はチャットのように連投することもあり、ほんとにちょっとしたつぶやきを投稿しているような感じです。
その反面、私みたいなおじさんはどうしても書きたいことが多くなり、いつも140文字じゃ足りない~と思いながら、なくなく文字を消しているんです(TT
ここは若い子とのSNSの使い方の違いもあるのかもしれないですね。
3. SNSでの句読点の利用頻度(年代別)
10代~40代の400人に対して、Xの文章内で使われている句読点の利用頻度を集計した面白い論文を見つけました。
以下の表をご覧ください。
標準偏差を見ると、10代が圧倒的に句読点を使う頻度が少なく、20代~40代はそれほど差がありません。
特に「。」は顕著ですね。
10代でも「、」に関しては文章の区切りとして読みやすくするために使用されているようですが、「。」に関しては圧倒的に少ないですね。
「。」に関してはおそらく改行で事足りるということでしょう。
4. 逆に句読点を使うと怒っているように見える
これ、聞いたことないですか?
逆に10代の子にLINEなどで句読点を使った文章を送ると、何か怒っているのではないかと勘違いされるそうです。
Xの影響により、短い文章を書くことに慣れている10代の子は、「。」を使うことをしないため、あえて「。」を使っている文章を見ると、何かかしこまっているとか、怒っているような雰囲気を感じるらしいです。
これは実は日本だけでなく、アメリカでも同じらしく、文末にピリオドを打たない若い子が増えているようです。
おそらく理由は日本と同じでしょう。
5. 逆手に取ってSNSで年代を見分ける
これを逆手に取れば、SNSを見るとその子が10代であるのか、それ以上なのかがある程度分かるのかもしれません。
これは面白いですね。
「。」をほとんど使っていなければ10代、多用していれば20代以降である可能性があるってことですね。
ただ、これはあくまでも可能性ですが。
6. さいごに
句読点の問題はなかなか面白いですね。
時代が進むにつれて日本語の使い方も変わっていきます。
古き良き日本ももちろん良いですし、時代が進むにつれて変わっていく言葉っていうのも面白いですね。
何が良くて何が悪いかではなく、こういった変化を楽しめる余裕を持ちたいものです。
それでは、記事を見ていただきありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!
感謝します。