小ゲロor息苦しさ?

小児喘息を変に拗らせた影響か呼吸をするのが下手だけど、コーヒーを飲んだら楽になった。コーヒーで楽になったはいいものの……


とにかく息をするのが下手

小児喘息がひどかった

何回も入院し、小学生の頃の自然学習体験なども発作により参加できなかったくらいに。また家庭の事情のため継続してステロイド吸入療法を受けることはできず、常備薬として発作どめのみを持ち歩いてなんとか騙し騙し生き延びてきた。

呼吸機能検査結果も悪かった

母が50前にCOPDに罹ったので、遺伝の影響を考慮してついでに私も20歳の頃に呼吸機能検査を受けた。幼い頃に身の回りに喫煙者が多く受動喫煙を受けたせいなのか、単に気管支喘息の症状が出続けたままになっているのかは定かではないが、1秒率の低い、閉塞性肺機能障害の所見がみられた。これまた家庭の事情のため再検査を行うこともなく、後述のやり方で、曖昧にやり過ごしてしまっている。

母親と叔父を横目にロフトに転がる虚しさよ

つい最近、業者に頼むのでなく自家用車で引越しをした。引越し先の家は、階段を何段を登った先の丘にある。母親と叔父と一緒にバケツリレー方式で荷物を搬入したが、途中で息にノイズが入ってしまうようになり、作業が終わってからは一階で世間話をする母親と叔父を横目に、ロフトの上に倒れ込んでしまった。母親の気管支拡張薬を借りたら、胸が締め付けられるように苦しくなってしまって、結局、その日一日中寝込んでしまった。筆者はアラサーで、母親は還暦近いのにこの様だ。

コーヒーは救世主か

息がしやすくなると気づいたある冬の日

中学校の帰り道、自販機で、樽型の缶に入ったホットコーヒーを買ってみた。カフェオレよりも苦味の強い、温かい液体が沁みたのと同時に、少し息がしやすくなった気がした。

ふと思い立って、カフェインはどのような物質なのか調べてみた。どうやら、カフェインは、炎症によって狭くなってしまった気管支を拡げてくれるテオフィリンと作用が似ているようだ。道理で、息がしやすくなるわけだ。このことに気づいてからは、毎朝、気休めとしてもコーヒーを飲むようになってしまった。

走っても苦しくないぞ!

私の喘息は運動時に発作が出やすい。コーヒーを使う前は、一度わざと発作が起きるように心肺を追い込んで、発作が自然に収まった後の無敵時間を利用して動くようにしていた。しかし、ドリップコーヒー一杯飲むだけで、わざわざ苦しい思いをしなくても無敵時間が来てくれるようになった。

小ゲロが出そうになることが増えた

中二にして胃食道逆流症(逆流性食道炎)になった?

いつしか食後にえずくことが増えた。一人前の量を食べると、キャパオーバーのようになって喉から中身が込み上げるようになった。どうしようにもないので、給食の時は量を少なめに盛ってもらうようにしていたし、児童相談所の一時保護所にいた頃に一口の大きさの少なさを指摘された。塾でも食の細さに驚かれた。しかし「まあこういう体質なんだろう」と放置していた。

思い当たるのは……

思い当たるのは、コーヒーとストレスくらいしかない。ストレスはもうどうしようにもないとして、コーヒーは、どうやら、胃の粘膜を刺激して胃酸の分泌を促してしまうし、胃の入り口も緩めてしまうらしい。

いつの間にか傷まみれな食道

もっと早く気づけていれば

肛門〜直腸病変により、口から肛門まで飛び飛びに炎症が起きる疾患であるクローン病を再度疑われたため、2023年末に胃カメラを受けて胃食道逆流症が判明した。どうやら胃食道逆流症は、心臓の痛みのように感じられる胸の痛みをもたらすことがあるようだ。19歳ぐらいの頃にもあった精神的なものとして扱われていた胸の痛みは、胃食道逆流症のせいだったのかもしれない、と思った。当時は何がなんなんだかわからなくてただただ怖かった。「まあそういう体質なんだろう」とスルーせずにもっと早く胃カメラを受けておけば、もっと早く楽になったかもしれない。

マロリーワイスもやらかした

これはコーヒーには関係ない話だ。どういうわけだかわからないが、酒の影響が胃に来やすいようで、吐きまくってたら鮮血が混じってしまって救急搬送されたことがある。この時はマロリーワイス症候群、と診断されて家に帰った。マロリーワイス症候群とは、繰り返す嘔吐の勢いで食道に傷ができてしまう病気である。これもまた胃食道逆流症と似たような場所の病気で気が滅入る。

小ゲロor息苦しさ?

「まあそんな体質なんだろう」で干支が一周するくらい放置してしまったくらいなので、小ゲロとは平然と付き合っていきそうだ。幸いにもファモチジンごときでどうにかなる程度なので。消化器内科の主治医に話したら呆れられそうだが、コーヒーはやめられない。香りも好きだし。

追記

胃食道逆流症と喘息には関連が有るらしい。2019年に出された手引きで、重度喘息において治療すべき併存症として扱われているようだ。……。……あれ?中2でカフェインをきっかけに悪化する前からひょっとして? 幼い頃の自然な味覚では、モチモチ甘いものだとか(見た目が多くてしんどくなるのと甘いもの苦手が相まって米が苦手とかいう変な子供だった)、脂っこいのだとか、さっぱり受付なくてお世話してくれてた祖母に迷惑かけたなぁ、と。
いつからおかしかった?????
あと、どういうわけだか今でもある程度辛いもの好きで、このあたりは、なんか体質的なものに対しての本能的習性なのかもね。

胃酸逆流と咳の悪循環

ついでにずっと胃下垂。幼い頃のイカ腹がいつまでも治らんかった。内臓も筋肉らしいし、どうにもそのあたりの発達が残念っぽい。かなしい。もう知らん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?