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【寄稿文紹介】なぜIBM Cloudを利用すると企業はトクをするのか(1/3)

こんにちは、IBM新規事業開発TPS(TechnologyPartnerSales)チームに所属する水沼です。
今回は、IBM Cloudパートナー企業である、株式会社エルテックス、寺田様が弊社ブログに寄稿された内容を3回に分けてご紹介させていただきます。

IBM Cloudをご存じないなんてもったいない!

エルテックスは、お客様へIBM Cloud上でインフラ基盤を構築および、マネージドサービスを提供するビジネスを2015年当初から行っています。また、同時に、IBM Cloudを自社のECサイト運用基盤として利用するエンドユーザーでもあります。2016年からは日本アイ・ビー・エム様と協業を開始し、たくさんの企業へIBM Cloudの提案活動を実施しています。サービス提供は30数社に実施しており、高い評価を頂いています。
私は、エルテックスにて、IBM Cloudの導入・運用を行う部門の責任者として、長い期間活動しており、仕事の大半をIBM Cloudの中で過ごしている、いわば「IBM Cloud人」です。日本国内でもそこまでたくさんはいないのでは無いかと思います。東京リージョン(TOK02)が開設され、VMware社との堅固なパートナーシップ構築を経て、IBM Cloudが強力なクラウド基盤へ急成長した経緯を体験した一人です。
このようにIBM Cloudと長い付き合いがあるエルテックス、その中の人である私ですが、IBM Cloudの優れた点が世の中に認知されているかと言えば、残念ながらまだまだだと言うのが率直な感想です。この強力なクラウド基盤がもっと社会に認知され、浸透し、多くの企業活動の効率化に寄与してほしいと考えています。
なぜIBM Cloudがイイのか。またどのように企業の情報システム部門が利用すれば快適にクラウドの能力を企業活動に活かすことができるのか、エルテックスおよび、私の経験をもとに具体的にご紹介します。

図表1

IBM Cloudのイイところ

私がIBM Cloudに携わる以前は、オンプレミスのシステムの構築・運用管理を担当していました。いわゆるデータセンターでのITインフラエンジニアの職域です。たくさんの貴重な経験をしましたが、一方で、IT運用管理の大変さを思い知ることになりました。人間は朝があり夜があり、オンがありオフがあるわけですが、コンピューターは24時間動いています。コンピューターは人間の都合など知ったことではありません。ハードウェアの不調に振り回されるのはもちろんですが、ハードウェアだけが不調の理由ではありません。データセンター内の温度や空調、些細な振動などで簡単に変調するのがコンピューターです。その上にソフトウェアが動作していますが、近年の仮想化技術の進行によって、その運用も複雑化しています。ハイパーバイザーからOS、ミドルウェアやアプリケーションがいますし、もっと俯瞰で考えるとそこからローカルネットワークがあり、ファイアウォールやロードバランサー、インターネット接続まであります。また、周辺にはストレージシステムなどのデータ基盤も存在します。このように、多層のレイヤーから、ITインフラ基盤は構成されており、どのレイヤーで不調が起こっても障害原因となるという大変な環境に置かれている企業のITインフラ担当者は少なくはないのではないでしょうか。もちろん、企業の情報システム部門の人員は限られているため、他社へアウトソーシングを実施する企業が多いと思いますが、実施後も状況は変わりありません。なかなか落ち着かないインフラ基盤にやきもきされている方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
私は前段の通り2015年から、IBM Cloudの利用を開始し、2016年からはオンプレミスからIBM Cloudに軸足を完全に移しました。その結果、日々の運用業務はかなり安定し、かつ心理的にも、非常に穏やかに過ごすことが出来るようになりました。これは、IBM Cloudが企業活動を前提にしたクラウド基盤であり堅牢、安定を目指していることと結びついていると確信しています。一見、世の中のクラウド基盤は華やかな新機能のリリースやラインナップ数の多さ、提供価格で争っている側面は否めません。しかし、クラウド基盤を選定するにあたって、特に声を大にして言いたい一番大事なことは、「インフラ基盤として安定している」ことです。不安定な基盤の上では、お客様のビジネスは絶対にうまくいきません。デジタルトランスフォーメーションが盛んに叫ばれており、その基盤としてクラウドが脚光を浴びる中、安定しているという事実は最も重要な要素だと思います。この「安定」をIBM Cloudで数年に渡って体験し、かつ、お客様に実感頂き高い評価を得ている状況は、本記事で最も伝えたい事実です。私(弊社)もご利用中のお客様も、そして日本アイ・ビー・エム様もWin-Win-Winの関係となっているのです。
それでは、なぜIBM Cloudが安定しているのかについて、その構成要素を次章でご説明したいと思います。(第2回へ、続きます)

[著者]
株式会社エルテックス クラウドビジネス室 室長
寺田 恵一郎
VMwareオンプレミス仮想基盤の構築・運用を経て、2016年よりIBM Cloudを活用したクラウド構築・運用サービスを多くのお客様へご提供。

IBM Cloudご紹介
https://www.ibm.com/jp-ja/cloud
株式会社エルテックス
https://www.eltex.co.jp/service/ibmcloud/
お問い合わせは下記をまで
テクノロジー事業本部 ソリューション・パートナー事業部
新規事業開発営業部 Cloud Platform Solution担当

Kazuki.Mizunuma2@ibm.com

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