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羽幌炭鉱跡

三毛別事件の跡地の後はもう少しだけ北上して羽幌町の山奥の方にある羽幌にある炭鉱の跡地に。羽幌町から車でおよそ30分ほどで山の中に入った所にある。炭鉱の跡地というよりは、炭鉱で出来た一つの街の廃墟なのである。学校、マンション、病院、街を構成するに必要な物は全てあった。全盛期には1万人近くがこの辺りの山に人がいたというのが驚きだ。

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このマンションは当時では珍しい鉄筋コンクリートのマンションであった。今はもう雑草や木に飲み込まれ朽ちつつある。朽ち行く大きい建造物は行ったこともその時代を生きていたわけでもないのだがノスタルジックな気持ちになる物である。ここであったであろう人の営みを思ってしまう。

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太陽小学校。まだしっかりと原型が残るコンクリートの建造物。北海道の厳しい冬を何回こえてきのであろう。

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雪の重みに負ける。

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静かに佇む。

1970年閉山となる。既に閉山から50年の月日が立っている。場所も山奥である、電波はどうだったか忘れたが不安定な事もありうる。そして勿論ではあるが付近にはヒグマも住んでいるであろう。怪我や事故には注意である。建物の中には絶対入らない事。

北上の旅はまだしばらくつづく。

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