おススメの銭湯サウナ~東京ゆらんシールラリーを通じて(前半)

昨年2019年9月29日、東京ゆらんシールラリーの全62店舗を完全制覇した。

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(上の画像は全店舗達成を記念して贈呈されたTシャツと賞状)

「東京ゆらんシールラリー」とは東京都内の銭湯のうち62店舗が選ばれ、
各店舗に訪問(入浴)するとシールを獲得。それを集めて応募すると銭湯にまつわる賞品がもらえるという企画である。

これを私は2019年7月から開始し、3か月で対象店舗をすべて巡回することができた。銭湯サウナが好きだから、そして何よりもヒマだからこそ成し得ることができた。都内の銭湯と一口に言えどもかなりの広範囲。23区外の銭湯も、自宅から電車で1時間ほどかかる場所で営業している銭湯もある。その条件にもかかわらず、平日は民間企業に勤めながら毎月約20店舗ペースで回ることができた。常人では到底無理なチャレンジだと胸を張れる(&顔向けができない)。

今回のシールラリーを通じ「こんな銭湯もあったのか」「この銭湯が近所にあれば、毎日通いたいな」「健康ランドほどの規模感はなくても銭湯サウナも十分凄い!」と感銘を受ける機会が多々あった。せっかくなので今回の取り組みを振り返りつつ、お勧めの銭湯サウナを挙げていきたい。(順不同)

①:妙法湯(最寄駅=椎名町)

オシャレ・清潔・高機能・安価etc、ハイスペックな銭湯サウナ。
サウナ料金はタオル付で300円と格安。肝心の浴室内・サウナはピカピカかつ開放感にあふれている。湯上り後の休憩スペースには雑誌・漫画も用意されており、多種多様な飲み物も販売されているので、「近所だったら通い詰めるだろうな…」と感じた。自宅からだと自転車で20分以上かかるので、流石に日参はできず、悔しい限り。

②:愛染湯(最寄駅=板橋本町)

30分以上自転車を漕ぎ、訪問。日曜日は朝8時から営業しているので狙い目。訪問日は夏の高校野球・埼玉県決勝が開催されており、サウナ室内でのんびりと観戦。花咲徳栄の強打に慄く。サウナ室内に入るカギが独特の形状(ハンガーのようなフック)であり、実はカギを使わなくても手でサウナ扉を開けられるのは改善の余地あり。不届き者は無銭サウナで入浴しかねない。
サウナはもちろん、水風呂が水温はさほど低くないものの清涼感抜群。
露天スペースでクールダウンできるのも魅力的。

③:コミュニティ銭湯 梅の湯(最寄駅=田端駅)

サウナが無料、という信じられない銭湯。無料なのにクオリティも高く、「300円くらい請求すればいいのに…」と勝手に心配したくなる。
サウナすぐ横に広めの水風呂が用意されており、導線も完璧。また湯上り後の休憩スペースも広々としており、かつTV・漫画も揃っているので、時間つぶしにはもってこい。近所だったら毎日通いたいレベル。

④:天然温泉 湯どんぶり栄湯(最寄駅=南千住駅)

奥行きがあるサウナと露天風呂、そして広めに設置された外気浴スペースが最高。「当店では入れ墨のお客様もご利用できます。昔から受け入れています」という店側の決意表明の張り紙も味がある。水風呂は普通。

⑤:寿湯(最寄駅=稲荷町駅)

人生で1・2を争うレベルで訪問しているサウナ。銭湯なのにサウナ・水風呂がそれぞれ2種類あるのがまず異常。水風呂も水温自体は20度程度なのに、清潔感・水の循環の勢いが良いせいか、清涼感が抜群。また温泉も日替わりで様々な企画がされており、訪問するたびに新しい発見を与えてくれる意欲的な銭湯。

⑥:押上温泉 大黒湯(最寄駅=押上駅)

男湯・女湯が日替わり制。おススメは左側の日。まずサウナがヨモギスチームサウナ&遠赤外線サウナの2種類あり、水風呂も露天風呂。極めつけは、2階にある外気浴スペース。ハンモックが吊るされており、東京スカイツリーを見上げながらクールダウンできるのはこの銭湯だけ。

⑦:HOTLAND みどり湯(最寄駅=志茂駅)

南北線志茂駅を初めて利用。今回のキャンペーンが無ければ今後も降り立つことはなかったであろう駅。その近くで営業する大型の銭湯。
露天風呂・薬湯・ジェットバス等々、風呂の種類の豊富さが圧巻。水風呂はやや手狭だがサウナのすぐ前に設置されており、浴室内の動線がよくまとまっている。また風呂上がりの休憩スペースも広々としているので長時間ダラダラ過ごせるのも魅力的。

⑧:ひだまりの泉 萩の湯(最寄駅=鶯谷駅)

総合格闘家の青木真也選手が大絶賛している銭湯。朝6時から営業、しかも朝6時~9時の間はサウナ代タダ、という営業体系がまず素晴らしい。サウナ室内は奥行きがあり、Max30人は入室できるのでは。最近のサウナブームの弊害として「入館したもののサウナ室内が満室なので入場待ち」が生じるサウナが多々あるが、萩の湯ではまず起こり得ない。またサウナ室同様、水風呂も広大。サウナ→水風呂→露天風呂を堪能した後、施設2階にある食堂(定食・おつまみメニュー・アルコールを提供)で過ごせば半日は潰すことができる。食堂は無料Wi-Fi、新聞雑誌も用意されている点も高ポイント。

⑨:駒の湯(最寄駅=三軒茶屋駅)

三軒茶屋駅から徒歩10分程度で営業する銭湯。サウナ室内には演歌(しかも知らない曲ばかり)が流れることから分かるように、利用客は高齢者多め。サウナ室内は一見狭そうだが奥行きがあり、よく見渡すと空きスペースを見つけることができる。奥まった位置に陣取ると退室時に苦労する点がネック。売りは水風呂。都内屈指の冷たさなので夏場に利用するのに打って付け。

⑩:ゆ家 和ごころ 吉の湯(最寄駅=高円寺駅)

ドラマ『サ道』でも取り上げられた銭湯。高円寺駅から結構距離があるのでバスに乗って訪問。露天エリアにサウナ室・水風呂が設置されている。寿湯同様、露天水風呂を体験できるのは魅力的。改善点としてはサウナ室はカギがないので、サウナ代を支払わずに利用する不届き者が散見される点。店側は目を光らせるべき。

以上が前半部分の紹介。

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