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エナジードリンクはなぜ良くないのかを疲労から考える

こんにちは。ポジロジシンキングを提唱しているkzhです。
いきなりですが、日々疲労と戦いながら、仕事をしたり副業に励まれている方も多いのではないでしょうか?私も二十代のころはモンスターやレッドブルなどのエナジードリンクを飲みながら深夜労働していました…。
しかし、絶対に良くない。そう感じながら、何がどうよくないのかわからないまま、日々疲労と戦っていました。
本日は疲労に関する書籍『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』の内容を踏まえつつ、健康とパフォーマンスについて考えていきたいと思います。


疲労と疲労感の違いについて

そもそも疲労と疲労感って何が違うんでしょう?
言葉遊びに見えてしまうかもしれませんが、疲労感の原因が疲労です。つまり、疲労が蓄積されると疲労感を知覚するようになるといった流れなんですね。これは私たちの生存にとっては必要な機能とも言えます。痛みと同じですね。痛みがなくなると、非常に危険な状態でも私たちは放置しちゃいかねないですし、痛みを感じることで自然とそうした危険な状況を避けているとも言えます。

ではどうして、エナジードリンクが問題なのか?

エナジードリンクって実は、この疲労感にだけ直接アプローチするみたいなんですね。つまり、「疲労が蓄積する」→「疲労感を知覚するための原因物質が産生される」→「疲労感を感じる」という流れがあるとすると、この「疲労感を知覚するための原因物質が産生される」→「疲労感を感じる」にだけアプローチをしてしまうみたいです。
この怖さにお気づきいただけますでしょうか?体は疲労しているのに、「疲労していないように錯覚している状態」が作り出されているんですね。そして、最終的に心不全でなくなってしまったりする。けれど、本人はその直前まで元気なつもりだった…という悲劇ですね。
これを機に、脱エナジードリンクを目指しみてはいかがでしょうか?

それならどうして、エナジードリンクは疲労に直接アプローチするようにしないの?

これが資本主義や消費社会の悲しいところとも言えます。要するに、「疲労感」に直接アプローチした方が効率がいいんですよね。結局、疲労の減少ってなかなか知覚できないわけです。それを知覚するための補助的な機能が疲労感なので。ということは、疲労感にアプローチした方が売れる商品になるんですよね。残念ながら。ですので、「疲労が蓄積する」→「疲労感を知覚するための原因物質が産生される」→「疲労感を感じる」のうち、真ん中の「疲労感を知覚するための原因物質が産生される」にアプローチするよう商品開発がされてしまう、というのが原因のようです。

結局疲労を溜めないにはどうすればいいの?

もちろん、一番大事なのは睡眠。過度なストレスを避けた生活。適度な運動。バランスの取れた食生活。当たり前ですが、非常に大切なこのセットになりますよね。ちなみに特に疲労に効果があるとされている栄養素はビタミンBのようです。
そういえば、皆さん、ニンニク注射って聞いたことがありますか?
これ実際にニンニクエキスを注射しているわけではなくて、ビタミンBの匂いがニンニクみたいだから…ってことみたいです。ですから、ニンニク注射は疲労の蓄積に直接アプローチしているので効果があるみたいですね。どうしても頑張らないといけないという日はニンニク注射を打つのも効果的かもしれません…。とはいえ、ニンニク注射に頼らないようなライフスタイルをつくることが一番ですね。

疲労に正しくアプローチをすることで、パフォーマンスをあげる

良質なパフォーマンスをあげるには疲労を蓄積しないようにすることが大切です。私も昔は翌日の仕事量を減らすために、前日に必死に仕事をしていました。モンスターを飲みながら、必死に夜遅くまで仕事をする。そのときは元気なのですが、当然、睡眠時間は減り、翌朝のパフォーマンスは低調。
低調なパフォーマンスを解消するために夜遅くまで仕事をする。モンスターで疲労感を回復して…という延々と続く負のループ…。
ですから、実は颯爽と切り上げて、しっかり睡眠をとる方が、体に優しくパフォーマンスも上がっていく傾向があるんですよね。
私は「明日の自分に期待!」と言って仕事を切り上げたりして、それを聞いて皆さん笑っていたりするんですけど、ここまで読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、実は合理的な(ロジカルな)アプローチだったりするんですよね。
「明日の自分に期待!」、まさに、ポジロジなセリフですね。ぜひ、お使いください(笑)

ちなみに補足ですが

本著自身はどちらかと言えば、疲労の原因を特定し、うつ病やコロナ後遺症による慢性的な疲労ないし疲労感に対してアプローチする書籍となっていますので、そういった点に興味があれば、ぜひ、本著をご一読いただくことをお勧めします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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