迷い犬と家族になりました（さくらはどんな子？編）その2

3か月の迷い犬保護期間中がスタート。
迷いさまよっている間にどんな生活をしていたのかは分からないけれど、ノミやダニもいそうだし、なによりかなり痩せていてふらついていたので警察に届を出した時に動物病院へは連れて行っていいのか確認をしました。

料金は元の飼い主が見つかった時に相談になるけれど、連れて行くこと自体はOKと教えてもらいました。
それならばと、さっそく猫がお世話になっている動物病院に迷い犬で・・の説明をして予約を取って連れて行くことにしました。

家から動物病院までは車で約1時間。
さくらの健康状態はどうなんだろうか？
車に乗った事があるのか、人が沢山いるところ、他の猫や犬がいる環境での反応はどうなんだろうか？
不安も色々あるし、成犬が怖がったり危機を感じて本気を出された時に1人では対処できないかもしれないと思い、仕事を中抜けしてくれた主人と2人体制で病院へ向かいました。

出会った頃のさくら

まず、ブラッシングをして足の裏を拭いて車へ。
抱っこして持ち上げたのも初めてだったけど、問題なし。
車の中も、1人でいるよりも信用してくれたのか膝の上の方が安心する様で結局のところ膝に乗せて病院へ向かいました。
車も乗った経験があるのか、騒ぐこともなく、座る体制が整ったら落ち着いていました。

山の中をしばらくさまよっていたので、ノミダニは絶対にいるし、もしかしたら病気もあるかもしれない状態。
家中には先住猫が2匹いるので、そこの子たちへの影響も考えながら可哀想だけど最低限しか触れなかった数日間。
きちんと健康状態を診てもらってお互いの良い環境を作りたいと思っていました。

• 体重7.1キロ

• 年齢は10歳くらい

• 性別はメス（ずっと尻尾が下がっていて判別できていなかった）

• フィラリアは問題なし、ノミダニはいる

• 貧血があって炎症反応もある

• 熱がちょっとある

↓↓↓

• ノミダニ・フィラリアのお薬を飲ませ、3～4日後にシャンプー

• ダニに血を吸われていたことから2週間は濃厚接触禁止

• 炎症反応に対しては抗生剤を飲むことに

• 貧血はダニの影響と栄養失調が考えられる

色々わかりました。
分からなかったのは避妊手術をしているのかどうか。
これは、外から診てはっきりとは分からないけれど、お乳の感じを診ると出産経験あるかなという事でした。
これに関しては栄養状態が良くなってくると生理が始まる可能性があり、そうなると避妊はしていないと分かります。

まだまだ痩せた身体だけど、少し尾っぽが上がってきた！
この時、まだリードを持っていなかったのでロープでお散歩。

猫の事で病院で診てもらう時、ゲージに入れた状態で猫と共に待合室で順番待ちをするのですが、さくらの今の状態では他の子たちに迷惑がかかるかもしれないので外で待たせてもらっていました。
その間、外で一緒にゆっくりできたりしたのも良かったのか、病院から帰って散歩に連れて行った時、ここで初めて少し尻尾が上がってきました。

こんな大人しい性格で、不安で寂しい思いもして怖い事もあっただろうと思うと苦しくなりますが、尻尾が上がったのを見たら少しは不安が軽くなったのかなとほっとしました。
ここからしばらく病院通いはつづきます。
そして生理がくるのか？
そしてそして、まだ内緒にしていたけど（バレていたかもしれないけど）家の猫はさくらの事をどう思うのか・・。