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「Leicaに恋して。」その恋の続きは...
「2023年の目標! コミュニティを東西で賑わせるんなら、おれがAndyさんとなかよくなったらもっと関西を賑わせられると思うねん。だから来年はAndyさんとなかよくなるわ!」
「Leicaに恋して。」
というカメラや写真好きのコミュニティ。ぼくはそのコミュニティが始まった頃から所属していた。コミュニティのメンバー数が伸びていく最中、2022年の年末だったろうか。2人いるコミュニティ主催者のうちの1人に、そんなことを伝えたことがある。
しかしながら結局、いろんなことに忙殺されて目標は破棄した。その後、コミュニティは解散。その夏、ぼくらの初恋は儚く、そしてあっけなく散ってしまった。
昨年末に掲げた今年の目標のうち2つを破棄します。目標は達成するのも大事だけど、辞めると決めるのも大事。
— Kenzi🍻 (@kz_sky0022) May 19, 2023
やると決めたのにやらずに宙ぶらりんのままだと無意識のストレスになるから、無理だと思うんなら辞めると自分に宣言する。
なんならまたやればいい。チャンスはまたやってくる(言い訳🍻)
2024年1月。
いろいろあったものにケリをつけたぼくの中身は空っぽだった。花を撮るのが好きだけれど、冬に咲く花は多くない。そして毎日がめちゃくちゃ寒い。どうせ寒くなるなら雪くらい降ればいいのにね。ただただ寒いだけ。そのせいなのか、それともいろいろなことがありすぎた喪失感からなのか、すべての物事が億劫だった。写真を1枚も撮らず、カメラにも触れないまま1月が終わろうとしていた。
なにもしないままボーッと日々を過ごしていた月末のある日、スマホに通知が来ていた。ぼくが書いたnoteの記事に誰かがコメントをしてくれたようだった。noteにコメントされるだけでも珍しいのに、よくよく見てみるとこれまた珍しい人がコメントをくれていた。
「なんと、Andyさん......」
Andy(以下、敬称略)は「Leicaに恋して。」コミュニティのもうひとりの主催者である。実はこの「Leicaに恋して。」というタイトルを生み出したのは彼だ。彼の心から湧き出したこの言葉の真意は、彼にしか語れない。彼にしか伝えられない。
Leicaに恋して。
Leicaとは3度恋に落ちる。
カメラを見つけたときと、買ったとき。
そして、最初のシャッターを押すその瞬間。
いつだって、ぼくらはLeicaの虜なんだ。
「えっ、、、? ド、、、、ドッキリ??」
んな訳ない。すぐにコメントを見に行って何回読み直しても、やっぱりAndyがコメントを残している。
『たこ焼きつまみながらビール飲みましょー』
と書いてある。ふと「、、、社交辞令? それとも冷やかし?? いや、乗っ取り!!」とも思ったけれど、ミニマリストAndyが意味もなくわざわざnoteにコメントを残すなんてそんな無駄なことをするはずがない。いつも即断即決のぼくが返事をするのに20分ほど悩んでしまった。すこしドキドキ、でもワクワクしながらLINEで返事をした。3週間後に会う約束と、たこ焼きが美味しいお店を予約。その間3分。ほら、やっぱり即断即決。
余談だがこの人、たこ焼きが好きである。最近そのことを知った。あとホルモンとかラーメンとか。そしていつもライスを大盛にするかどうかを悩んでいる。意外にジャンク。
(※Andyさんがコメントを残してくれた記事。「#いい時間とお酒」というテーマでぼくの文章を読みたいと言ってくれたキミに感謝! Andyさんとの架け橋をありがとう🌈🍻)
Andyがnoteにコメントしてくれただけでなぜぼくがこんなに驚いていたかというと、フォトウォークで一緒だったりその参加者みんなで飲みに行くことはあっても、ふたりで行動するのは初めてだし、もちろんサシ飲みも初めて。LINEは知っていたけれど、メッセージのやりとりもしたことがない。その他SNSでもあまり絡みはなかった。強いて言うなら、葉っぱ隊とかお空隊くらいだろうか?(大樹の枝葉や星空の様に広がった驚異的なリプ欄をどうぞ)
▼葉っぱ隊
この季節は、葉っぱすらも美しい。 pic.twitter.com/YGLkrSk3uO
— Andy (@we_creat) April 28, 2022
▼お空隊
虹がかかる夕暮れ。
— Andy (@we_creat) May 9, 2022
紅蓮に燃えて、群青に沈む。
この季節は、空もまた美しい。
(葉っぱに飽きた方はこちらにどうぞ…ボソっ) pic.twitter.com/xOATFegKbq
若干の人見知りを発動させながら心斎橋で待ち合わせ。アメ村を撮り歩きつつたこ焼きとおでんが美味しいお店へ向かった。
お店のオープンまでカメラやレンズの話をしながら数分待ち、開店と同時に乾杯。ビールを飲みながら、最近のこと、解散から今までのこと、あの時に抱えていたこと。きっと心から追い出すかのように語り合った、、、はず。というのも、ふたりとも飲むペースも早けりゃ飲む量も多い。ビールを飲み干すのと同じ速度でところてん式に記憶が消え去っていく。
気がつけばお店を追い出されるまでしこたま飲んでいた。お会計の時に「えっ、、、ぼったく、、、?」と脳裏をよぎったけれどそんなことはない。ただの飲み過ぎ。結局何を話したかはふたりともあまり覚えていないんじゃないかな。でもハッキリと覚えていたのは「また遊ぼう」という次の約束だった。いや、覚えていたというか、ふたりとも最初からそのつもりだったんだと思う。
その日からぼくの中で何かが少しずつ動き出した。声を掛けてくれたことに感謝している。とても嬉しかった。
(たこ焼きとビールが美味しかった日の動画)
次に遊ぶ時には久しぶりにフネちゃんも合流。「Leicaに恋して。」コミュニティ内でAndyが主催した神戸旧居留地フォトウォークに参加した帰り道、『餃子とビールどうっすか?』と声を掛けてきたのがフネちゃん。フネちゃんもフォトウォークに参加していた。さっさと帰ろうと思っていたけど、餃子とビールって言われたら、、、ねぇ🍻
フネちゃんの自宅にはフィルムを現像するためのMy暗室がある。そして写真集をたくさん持っている。写真家にとても詳しい。謎にプロ写真家の友達も多い。琵琶湖の様に広く深い知識の量でいつもいろんなことを教えてくれる。好き嫌いはハッキリしすぎているけど、それは若さと情熱の証。
そんな3人で京都に行ったり滋賀に行ったり、フォトウォークをするはずが小一時間もしないうちに酔っ払っていたり、 飲みつぶれて終電逃したり寝過ごしたり。いい加減、学生じゃないんやからね。
いつしか3人は、いつもの3人となり、共に過ごし共に楽しむ時間が増えていった。
そして今このタイミングで、新たな『Leicaに恋して。』を始動させる。
正直なところ「3人でライコイをやろう!」と言ったのか言われたのか、まったく記憶にない(ぼくだけ?)
でもそれくらいの気軽さがいいやんねとも思っている。それにおっさん3人のグループLINEが毎日のように更新されてるのもおもろいしね。カメラの話、写真の話、未来の話、時々猛毒。
ぼくのイメージにふと浮かぶ未来図はよく当たる。だからあの時浮かんだ未来図には今でも自信を持っている。
「Andyさんとなかよくなったらもっと賑わせられると思うねん」
ほら、言った通りチャンスがまたやってきた。もうすでになかよくなったよ。だから『Leicaに恋して。』は初恋以上のものとなる。
ひとつ恋が終われば、また新たな恋が芽生える。その恋の続きは、ぼくらにどんなワクワクをもたらしてくれるのだろうか。
『Leicaに恋して。』2nd Season
はじまる...🍻
(Leicaに恋して。2nd Seasen ティザームービー)