ときどき思うこと。

 近頃、TVで昭和世代とZ世代を比較した番組が多くみられる。昭和の物や人々の意識や行動に、Z世代のタレントさんは「えぇ〜」と驚くことが多い。確かに今思えば、昭和世代の私でも「ゆるかった」と思う。しかし、現在は様々なことにモラル等が求められ、以前よりも同調圧力が強くなっているような感じがする。自分たちで自分たちの首を絞めているような感覚である。
 人は失敗をしてしまう生き物であるが、失敗を許さないような雰囲気が世の中に流れている。確かに法を触れることはしてはならないが、多少の失敗を認めていくような寛容さも必要なのではないだろうか。
 人をある一面からだけ見てはならない。人の失敗やミスという行動のみで、人は人を判断してしまう傾向にある。失敗やミスに対して、指導することや指導されることはとても大切だが、その指導も「寛容さ」の中になくてはならないのではないか。
 失敗やミス、挫折をしても「何度でもチャレンジできる社会を」よく言われるが、マスコミ報道、ネット上などでは何か失敗をすれば、立ち上がる気力さえ奪いかねない仕打ちが与えられる場合がある。
 もう少し、人が人を思い、様々な角度から人を見ることができる社会となることを願う。

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