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粗大ごみ収集にだいぶもやっとした話

増えたごみと狭くなったおうち

「おうち時間」が増えると、おうちから出るゴミも増える。
オフィスの周辺には飲食店街があったり、そこそこの会社になるとオフィスに食堂が併設されていたりもする。近くのスーパーやコンビニで買ってもいい。

当たり前のことだけど、お昼ご飯を食堂で食べることで、料理はもちろん、皿洗いやごみの片づけからも解放されていた。

オフィスにはごみ箱がある。各ルームやフロアの指定された場所に捨てれば契約している業者の人が捨ててくれていた。

けれども今は、毎日おうち時間。
ゴミはエレベーターに乗り、ゴミ捨て場に持っていかなければならない。

オートロックマンションで、ゴミ捨て場が建物の外にある場合だと、鍵も忘れないようにしなければならない。

少なくともお昼ご飯分、ごみを捨てる労力が増えた。

さて、おうちで仕事をするには机といすが必要。私もちょうど1年前に買ってそれなりに在宅勤務できるような環境を整えた。

けれども、おうちが広くなるわけではない。

誰もがいらなくなったものを、なるべく早くを捨てようとする。

粗大ごみ収集の予約


ちょうど去年、転勤と合わせて今の家に移り住み始めた時には、机も椅子もなかった。
もともとは高さを変えられる座卓を食卓/デスク兼用にして、クッションに座って仕事を始めた。

机と椅子を買ったら、クッションがいらなくなった。
いつか使うかもと思って、クローゼットの上の棚においていたが、1年間取り出すことはなかった。さらには少しへたっている気もする。

もう、捨てよう。

私の住んでいる市では、インターネットで収集を申し込める。
捨てたいものと数量を選び、指定された金額と数の粗大ごみの処理券を買う。数日後にメールで受付番号が送られてくる。
処理券にマジックペンで番号を書き込み、捨てたいものに貼り付けて粗大ごみ置き場出す。

今朝、早速、申込サイトを開けた。何度も申し込んでいるので、メールアドレスとパスワードは生体認証でサクッと入力。あたりまえだけども、いつもと変わらない氏名と住所がフォームにあらかじめ記入されていた。

クッション2つと入力。

収集日を見て驚いた。

6月15日

いつもたいていは2週間だったはずなのに。
ためしに、別のメールアドレスで「利用登録」せずに調べてみた。

6月15日

この予約サイト、収集場所は地図上で指定出来て、ポイントを微妙にずらすと2日くらい前倒せる?というのを発見して1度だけ使ったことがあるけど、そんな努力をする気もなくなった。世の情勢変化でこんなところも滞っているのだろうと思うことにした。

もう使わないであろうクッションと1か月を共にするか、「粗大ごみ 収集」と検索するとリスティングの上位に出てくるゴミ引き取り会社に処理券の20倍ぐらいの費用を引き取ってもらうか。

とりあえず1か月先を予約することにした。
もしほかの大物もまとめられるなら、ゴミ引き取り会社を呼んで、予約はキャンセルしよう。(それでいいのか??)

エレベーターホールの貼り紙

私の住んでいるマンションの粗大ゴミ捨て場は決まっていて、家庭ごみ捨て場の隣にある。防火水槽のスペースを使っているようだ。

ざっと100戸くらいある私の住んでいる賃貸マンション。
おうちが狭くならないように、壊れた粗大ごみを早く捨てようとする。
そもそも、家庭用の椅子や机はオフィスのそれに比べれば耐久性に乏しく壊れやすいのだ。

壊れたものは、なるべくなら1日でも早く部屋の外に出したい。
処理券には、

収集日当日、朝9時00分までに自宅前または申込時に指定された場所に出してください。

と書いてあるけれども、早朝に出すのは簡単ではない。

・仕事や家事
・収集日に不在
・通勤する人でエレベーター混む

それぞれ、言い訳はあるはずだ。

もちろん、これらすべてを考慮するのがマナーだという考え方も当然あるでしょう。

だから、マンションの管理会社もシールが貼ってあれば数日前に出すことを実質的に認めている。私もそうしたことがある。

最近、シールが貼られたまま1週間以上放置されている粗大ごみがあった。
三脚と分解されたこたつだろうか。

気になっていると数日後にエレベータホールにその粗大ごみ写真付きの貼り紙がなされていた。きっと管理会社でアルバイトをしている方(おそらく60~70代)が書かれたのだろう。

「自宅と同じく粗大ごみは収集日の2~3日前に出してください。」

単身向け物件で、単身赴任っぽい住人が多いマンション。あなたの「マイホーム」や家族やよく知ったご近所の方がいるところでやりますか?という「警告」は響く人もいるかもしれない。

以前にも「自宅と同じです」と訴えていた貼り紙をエレベーターホールでみた覚えがある。

でも、ここは私の「実家」ではないが一応「自宅」ではある。

収集が終わるか、ゴミを出した人物が撤去しない限り、エレベーターホールの貼り紙は残されるだろう。たぶん、撤去されることはない。

当面の間、毎朝ごみを出すたびに、「自宅と同じです」という貼り紙を目にするのだろう。ボディーブローのような副作用だ。

アルバイトの管理人さんは3人くらいでシフトを回しているようだ。彼らにはどう伝えたらよいだろうか。







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