高校生が書くウエディングソング

ずっと2人で・・・

GLAYファンの間ではあまりにも有名な話。TERUのお姉さまの結婚の餞の歌としてTAKUROが制作したというのは。
TAKUROはインタビューで、TERUのお母様から「おいしいものを食べさせてあげるから」と誘惑されたというようなことを言っているが、だったとしても、半径5メートル以内にいる人に向けた楽曲がこんなも全国区の歌になるとは感慨深いだろう。

1997年、当時日本で最も売れたアルバムの称号を得た『REVIEW〜BEST OF GLAY〜』にも収録されていたこともあり、急速にこの楽曲が巷に広まり、カラオケ上位に食い込むようになり、結婚式の定番ソングの座につくことになった。

当時、結婚なんて考える年齢でもなかった自身ですら、結婚式にはこの楽曲を使うのだくらいのことは、多少なりとも考えたはずだ。(結局、実際の結婚式では、あまりにもベタすぎる選曲やしないか…と使わなかったが…)

この楽曲の驚くべき点は、なんと言っても自分の友人のお姉さんのために、当時高校生だったTAKUROがこの詞を書いたという事実。当時から多少の変遷を経てリリースされる歌詞にたどり着いたのだが、それでもベースとなるものは大きく変わっていない。
なぜ、ここまで共感を得る歌詞を、高校生のTAKUROが書けたのか。きっとの問いの正しい解を得ることはできないだろう。

あの日あなたに出逢わなければ 愛しさも知らないままに

”2人にどうぞ おだやかな愛を”

Too Young 
I Can't live Without Your Love
Don't Leave Me All Alone
Tonight
Thank You For Your Million Smile
In My Life
Never Change My Heart  

GLAY公式サブスクリプションアプリ「GLAY」

繰り返しになるが、どうしたら高校生がこんなにもリアルな詞が書けるのか。
そこに描かれているリアリティが、高校生が書いたという現実とあまりにも距離がありすぎるが故に解けない一つの謎となっている。
TAKUROの作詞家として魅力、そしてある意味での末恐ろしさが十分に詰まっている作品とも言える。

ずっと2人で…という表現、好き。





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