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本屋さん

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 私は本が好きです。そして、電子書籍派です。読みたいときに気軽に読めるのと、持ち物が増えていかないというのがメリットだと思っています。そもそも、「本」という物体というか、物というか、そういうものをあまり大事にしてきませんでした、読んだら、本棚に適当に入れておくみたいな感じです。帯は確実に捨てるし、カバーも邪魔なら捨てていました。中身だけ必要な私にとっては電子書籍がちょうど良いです。

 そんな感じなので、昔はよく行っていた本屋に行かなくなりました。先日、ひょんなことから大きめの本屋に久しぶりに入りました。ブラブラしながら眺めていたのですが、そこで、ハードカバーの存在感に圧倒されてしまいました。

 休日に私は文庫で400P前後の小説を4~5時間かけて読み終えます。それが私の幸福な休日です。本の厚みを意識したことがなかったのですが、その文量がハートカバーになると、なかなかの厚みになることに初めて知りました。そして、表紙の美しさにも心揺さぶられました。また、紙質や、凝った印刷の手法にもワクワクしてしまいました。

 これまで読んできた本が全てハードカバーで、それが本棚に並んでいたら、凄いことになるぞ…、そんな強烈な存在感のあるものを手に取り、読む時間は満足感とてつもないぞ…と、なにか所有欲のようなものが刺激されてしまいました。

 と、我にかえり、持っていたとしても仕舞う場所もないし、重いから読みにくいなと気づきました。しかし、その存在感は圧倒的でした。何か大切な本をハードカバーで持っているというのは良いかも、と思えた本屋の出来事でした。

2023.4
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

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