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すべての人と会ってみたい話してみたい。

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 タイトルは詩人、谷川俊太郎氏の『春に』の一部です。合唱曲にもなっています。初めて、この詩を知ったのが中2の合唱コンクール。その頃から私は斜に構えた面倒くさい系男子だったので「カッコつけた雰囲気の歌」と思っていました。
 その後、学校で働き、生徒達が合唱コンクールで歌っていたのを聞き、歌詞の意味を知ったのを覚えています。今でも特別好きなわけではないですが、ふとした瞬間に歌詞を思い出します。特にタイトルの部分。詩ではこれから会うであろう人と会ってみたいとなっていますが、私はこれまで会った人とも再会したいなと思うのです。

 これまで生きてきて、どのくらいの人と会ったかわかりません。よく会う人、仲良くしてくれる人、仕事関係の人、懐かしい友人、色々な人が今の私の生活を彩っていますが、その彩りはその人たちだけでつくられているものではないでしょう。名前も顔も覚えていない人、ただ通りすがった人、私の知らないところで良くしてくれていた人、逆に良くないことをしてくれていた人、気づかぬ出会いもたくさんあるはず。そんな人たち皆と会ったら面白いかなぁ、どのくらいの人数になるのかなぁ、「道で500円拾ったの見てました」とか言われたらどうしよう、と妄想します。

 

「American Idiot」 2004
アルバムのラストが「Whatser name」

 書きながらGreen DayというバンドのWhatser nameという曲のラストの歌詞が浮かんできました。

 『Forgetting you, but not the time(あなたを忘れてもあの時は忘れない)』


 人との出会いが私の人生を彩ります。その人のことを忘れてしまっても、その瞬間は忘れません。でも、思い出したいし覚えておきたいから、全ての人と再び会えたら何話そうかなと妄想するのです。

2020.6
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

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