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映画の秋

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 この秋は、観たい映画が2本公開されます。

 ひとつは『月』 10/13(金)公開です。原作は、石巻出身の作家、辺見庸氏の小説です。2016年7月に起きた、相模原障害者施設殺傷事件をモチーフとしています。原作は「奇書」と表してもおかしくはないものです。しかし、それは実際に起きた事件を表しています。映画監督は辺見庸氏の大ファンということで、原作の放つおそれをはらんだエネルギーをそのままに伝えてくるような映画になっていればと願っています。

 ひとつは『正欲』 11/10(金)公開です。原作は朝井リョウ氏の小説。2013年の日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した『桐島、部活やめるってよ』の原作も朝井リョウ氏の小説です。いろいろ文章にするとネタバレになるので記せません…。映画のキャッチコピーにある、「観る前の自分には戻れない」という言葉通りです。心に刺さったまま、とれない、もしくはとりたくないような言葉が多くある作品です。

 どちらの映画も、重要な役に磯村勇斗さんが出演されています。正直、特に注目をしていた俳優ではないのですが、予告編を見る限り、響いてくる芝居をしています。

 しかし、この2つの作品、いまのところ石巻では公開されないようです…原作の小説も映画も、たくさんの人に観ていただきたいです。少しでも興味があれば、市外でどうぞ、ご覧くださいませ。

2023.10
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

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