誤って配る。

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 ちょっと前の話ですが、とあるイベントに出店していた際、観光客の方に、「このあたりでランチをやっているオススメの寿司屋はないか?」と聞かれました。いくつかを提案して、お楽しみにと声をかけました。しばらくすると観光客の方が戻ってきて、「寿司屋はどこもやってなかった」と言われてしまいました。あ〜、これクレーム言われるのかな俺、いやだなぁ。悪くないじゃん俺。とか思ってしまったのですが、その後に「寿司屋やってなくて、蕎麦屋に入ったんだけど、そこがすごく美味しかった。ありがとう」と言ってくれました。安心すると共にとても嬉しかったです。

 こういった経験、あると思います。目的があってその場に行くけれども、目的は達成できず。しかし、思ってもみなかったことが起きて、結果的に良い出来事になる。といった経験です。観光や旅はそういう出来事がたくさんあるのかもしれません。あの場所に行ってみよう!美味しいご飯を食べよう!と思って出かけたけど、道中の景色や思いがけず出会った人たちの関わりなどの方が思い出に残ったりすることあると思います。

 そういう経験を「誤配」というようです。そもそもこの考え方は、とある思想家が提唱している言葉で解説するにはエネルギーが必要です。私もよくわかっていないので、説明は省きます(笑) しかし、思いもよらないところから素敵な出来事が起こるのってワクワクしますよね。それって、ちょっと”ふまじめ”なコミュニケーションから生まれることが多いそうです。予期せぬ出来事、アドリブを楽しめる、心のゆとりを大切にしたいなと思いました。

2022.8
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

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