見出し画像

感じる。

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 先日、雨上がりの仕事の帰り道、思いがけず、大きく綺麗な虹を見て、心が洗われるような、そんな気持ちになりました。車で内海橋を通るときに、ちょうど、虹がかかっているようになって、しかも、虹が二つになっていました。虹の架け橋ですね。とてつもない奇跡に出会えているような気持ちになって、興奮してしまいました。

 こないだの皆既日食は、当日の朝のニュースで知ったくらいで、そんなに意識していませんでした。でも、ちゃっかり見ることができました。曇り空でしたが、ぼんやりとまぁるい形の光を見せていく月に、しばらく見惚れてしまいました。月の光が、厚い雲を超えていく目の前の景色に、何とも言えない力強さを感じました。

 会社の駐車場の端っこ。硬いアスファルトを越えて、小さな花がたくさんあります。ここ最近、小さなオレンジ色の花を咲かせてくれます。とってもかわいらしいのですが、なんとも弱々しく、「あぁ、明日にはこの花は散って、花が咲いていない草になって、かわいらしさに気づかれなくなってしまうんだな。」と感じてしまいます。でも、次の日には別の花が咲いています。今年はもう会えないかも。と毎日思いつつも、また会える。でも、会えなくなる時もくる。嬉しくなり、ちょっぴり、さみしくなります。

 虹も月も花も、明確なメッセージを伝えてくれているわけではありません。でも、なぜか、人間はそこから、心を動かされます。その、感じるということが、「感性」と言われるのでしょうか?小さなことも、大きなことも、何か気づいて、何かを受け取れる。そんな人になりたいなと思いました。

2021.6
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?