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BS上映に感謝「いちご白書」を観る

知っているようで実はよく知らない。「遠野物語」もその一つ。他人に出身地を聞かれ、岩手・遠野と答える。「ああ、遠野物語の。実は読んだことないんですよ」と悪びれない。

BS上映に感謝。録画していた「いちご白書」を観る。学園紛争のただならぬ熱気。強行突入と円陣に座り込んで抵抗する学生たち。終盤、延々と続く闘争シーンは涙ものである。

映画を観終わり「いちご白書」をもう一度を聴く。「バンバン」と「ユーミン」。当時あった「就職が決まって髪を切った時」論争が懐かしい。いつの間にか日付が変わっていた。

読書と映画しか楽しみがなかった。「遠野物語」を読み終えたのは上京後。理解度は人並みだ。映画館を出るとき損をしたな、と何度も思った。「いちご白書」は期待以上だった。

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