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現在・過去・未来ノーベル賞ヒントに

シンガーソングライター渡辺真知子さんの記事(ウェンディ 第383号)を楽しく読みました。吉野彰さんは、渡辺さんのデビュー曲「迷い道」の歌い出し「現在・過去・未来~」を耳にしたとき「なぜ、過去・現在・未来~ではないのか?」と疑問に思ったそうです。

当時、未来を見た研究題材で進めていましたが、行き詰ったところで「迷い道」が流れて、歌詞のとおり戻ってみると電池が目に留まりました。「そうか、まず現在から過去を振り返り、そこから未来を予測することが大切なんだ」と電池の研究を始めました。

渡辺さんは昨年、ある番組で吉野さんに会いこのエピソードを聞きました。「迷い道がリチウムイオン電池の研究するヒントになり、40年後に吉野彰さんがノーベル化学賞を取られるとは想像もつかないことです」。驚きのあまりひっくり返りそうになったそうです。

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