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幻の店と再会、骨組のまま60年野放し

中学は3年間、片道4㌔を徒歩通学した。自転車に乗れなくてとぼとぼと。その後、徒歩通学の友人と出会い毎日楽しく通う。自転車に乗れるようになっても、卒業まで徒歩通学を続けた。

通学路の中間地点にお店が建つらしい。友人と「帰りにパンなど買えたらいいね」と話し合う。中2の春には基礎工事、建前も行われ開店を心待ちにしていたが急きょ工事が中止になる。

工事再開を願ったが叶わず、ついに幻のお店となった。今月、お店の前を通ったが60年前の骨組のまま。野放しの理由は分からないが今後どうするのだろう。何とも気の長い話と言える。

以前、テレビで遠野の特集があり文房具店の雨戸がアップされた。中1の春、1000円の万年筆を買った。店主は風雪に耐えながら立派にお店を守ってきた。次回帰省の際は立ち寄りたい。

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