立ち仕事でしたので座れるなんて最高

内勤のときは無精ひげだった。入社当時、編集局に女性はただ１人。どこを見ても男ばかりの中で働く。その後、女性の編集補助員（アルバイト）が増えてきたので、ひげをそるようになる。

編集補助員の中に男性の理容師がいた。両親が浅草で理容店を経営、行く行くは家業を継ぐという。卒業後２年間、他店で修業。たまには畑違いの仕事をして見ようと思い面接を受けに来た。

過日、女子マラソンの成績を 200位まで書くように指示した。単純作業で面白みにも欠けるが青年は張り切っていた。作業終了後「こんなに女性の名前を書いたのは初めてですよ」と笑った。

立ち仕事から座り仕事に変わる。「座って仕事が出来るなんて最高です」と言った。長時間の座り仕事は足の血流が悪くなり、足の静脈に血栓ができやすくなる。たまには立ち仕事もしよう。