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六十四才、思った以上に若くて驚いた

7月5日は母と義姉の命日だ。法名碑を見ると、母は平成二十一年、九十八才、義姉は平成二十二年、七十五才。母の一周忌後、義姉を見舞うため盛岡に向かっている最中に息を引き取った。

生まれて初めて叔母の墓参り。叔母は記憶の中でも、写真を見ても「おばあさん」である。戒名碑で年齢を確認して、思った以上に若くて驚いた。昭和五十二年二月十一日、六十四才、とは。

姉の一周忌の会場は、高校時代の恩師のお寺だった。法要後、住職に「〇〇先生とはどういうご関係ですか」と聞く。「親戚です」「先生はご健在ですか」「30年も前に亡くなっています」。

親戚の葬儀で先生のお経を聞いた。国語教師で住職もこなした。お寺に樹齢400年に及ぶかやの木がある。代々の住職がかやの木を丹精込めて管理してきた。先生もその一員とは感激ものだ。

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