見出し画像

ツールチップティラノスクリプトプラグインとローカライズ(翻訳)支援機能

はじめに

先ごろ公開されました「ティラノスクリプトV6.00」

↓↓↓↓↓ これですね ↓↓↓↓↓

自前プラグインの動作確認も兼ねて早速試してみました。
結論から言うと、当ツールチッププラグインは、問題なく動作しました!
なので、ついでにローカライズ(翻訳)支援機能も試してみました。


①ローカライズ(翻訳)支援機能

これ、すごいですね!
自動でテキストを抽出して、翻訳対象をリストにしてくれます。
と、まあ、ここで説明するのもアレなので、基本的な使い方は、是非とも公式を参照してみてください。

②タグのカスタマイズ

そして、ツールチップの中身もローカライズ(翻訳)できたらいいなー
と思い、上記公式の説明を眺めていました。
そしたら、ありました!! そう、タグ抽出のカスタマイズ!
なるほど! 自分て追加したタグも抽出対象に加えてくれるのか……
ということで、さっそくやってみました。

タグの追加

ID2のタグ名に「tooltip」パラメータ名に「desc」を設定し
同様にID3に「tooltip_set」「desc」を登録しました。
※「tooltip」や「tooltip_set」タグの使い方は、下記の記事を参照してください

すると、抽出されたリストの中に、ツールチップの中身に表示する説明文「desc」の部分も表示されました!

tooltip:descの部分が追加されています!

さっそく適当にローカライズの英文を入れて実行してみます。
tooltip:desc「これがツールチップです」⇒「This is tooltip text.」
text
「ツールチップ」⇒「Tooltip」

Tooltipの中身も翻訳されています

おー!!
ちゃんとツールチップの中身もローカライズ(翻訳)されていますね!
ソース自体は、下記のように元々の日本語のままなのですが
表示は翻訳のところで設定した文字列に置き換わっていますね!

①「tooltip」と「end_tooltip」タグを使ってツールチップを表示[r]
例)このテキストのここが[tooltip desc="これがツールチップです"]ツールチップ[end_tooltip]の対象となります。[r]
マウスカーソルを当てると説明文が表示されましたね[p]

ついでに、変数に登録しておいて、呼び出す形式のツールチップの方もやってみます。
こちらが、「tooltip_set」のタグになります。

tooltip_set:descの部分に翻訳を追加

こちらも問題ないですね!
tooltip_set:desc 「ID=1として登録した説明文」⇒「Description text registered as ID=1」

ID=1で呼び出した説明文も翻訳されています

ソースは下記のままですが、ちゃんと、翻訳されています。

③「tooltip_set」タグを使って、ツールチップストアにデータを登録[p]

[tooltip_set id=1 desc="ID=1として登録した説明文"]
[tooltip_set id=2 desc="データはIDで管理しています"]
[tooltip_set id="Test" desc="IDは文字列でもOK"]

IDと説明文で[tooltip id=1]データ[end_tooltip]として登録しておけば、呼び出しが簡単です。[r]
[tooltip id=1 position="top"]データ1[end_tooltip][tooltip id=2]データ2[end_tooltip]みたいにした場合も楽々ですね。[r]
ID[tooltip id="Test"]文字列[end_tooltip]でも大丈夫です。[p]

ただし、これはツールチップが呼び出された時に翻訳されているわけではなく、ID=1として変数に登録される際に翻訳されます。
「tooltip_set」タグの「desc」パラメータを翻訳で設定しているので、当然、変数への登録の際にこれが適用されますよね!

; 標準の言語に戻す
[lang_set name="default"]
例)このテキストのここが[tooltip desc="これがツールチップです"]ツールチップ[end_tooltip]の対象となります。[r]
[tooltip id=1 position="top"]データ1[end_tooltip][tooltip id=2]データ2[end_tooltip]みたいにした場合も楽々ですね。[r]

なので、登録後に言語を標準に戻しても、ツールチップの中身は、登録時の英語のままになってしまいます。

ID=1として登録された翻訳語の説明が表示されています

ただし、「tooltip」の「desc」として、直接設定されている部分に関しては、変数への登録とは関係がないので、逐次翻訳の設定が適用されますね。

Tooltipの中身が元に戻っています

おわりに

というわけで……
ツールチッププラグインの翻訳を試してみました。
これが出来るのであれば、いつか自作ゲームもローカライズしてみたいなー
なんて思ったのですが……
あのテキスト量の翻訳を依頼したら、はたしておいくら?
と、ちょっと青ざめたので、ここで終わりにしたいと思いますw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?