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「九州パンケーキ」の「チーズタルト」先行販売がスタートしました!

九州パンケーキを使った新たな九州のお菓子を作る。このプロジェクトに取り組み始めたのは、今から二年、いや三年くらい前だったと思います。その商品「九州チーズタルト」が、いよいよクラウドファンディング[Makuake/マクアケ]での先行販売が1月20日にスタートしました!

この記事を書いている1月24日(日)現在で、(なんと)目標金額の713%、そして419人もの方々にサポーターになっていただいています。本当に感謝しかありません。本当にありがとうございます!

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お菓子のプロジェクトがスタートしたきっかけですが、九州ミックスを使ってさまざまな汎用レシピを作っている企画スタッフの磯野実里が、「九州パンケーキってホントに焼き菓子にも向いているんですよねー」と言っていたの聞いて、それなら、このミックスを使って、いつか九州各地の駅や空港でも売られるような“九州みやげ”が作れたらいいね、と話した会話が最初だったと記憶しています。

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そこから、焼き菓子に最適なナチュラルチーズを作っている牧場を探し、何度も試作品を作り、ようやく完成品に近づいてきたのが昨年の春。しかし、昨年は本当に悲しいことが多い年でした。一つ一つ書いていたらキリがありません。

4月には、チーズタルトに使うリスボンレモンを作ってもらっている丸山さん(丸山農園)の奥様がご病気で旅立ちました。そして突然のコロナ禍で、たくさんの希望を失ったように感じた数ヶ月の中で、商品の企画もなかなか前に進みませんでした。

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コロナ禍で疲弊していく社会の様が、僕には、ちょうど10年前に宮崎県を襲った「口蹄疫」とそれに伴う宮崎での非常事態宣言に重なりました。あのときの2年間は、僕らの会社にとって本当に苦しいときだったのですが、それを救ってくれたのが生まれたばかりの「九州パンケーキ」ミックスでした。

「口蹄疫」ショックの直後から、それまでの飲食店経営に加えて加工食品分野への参入を決め、1年半の月日を費やして開発しました。2012年11月に発売開始以来、8年間以上にわたって少しずつ販路を広げ、今では台湾やシンガポールにまでカフェを展開するまでになりました。

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この九州パンケーキミックスを主役としたお菓子を開発をする。つまり、「九州チーズタルト」は、九州パンケーキ粉由来の独自配合されたタルト生地が主役です。主原料となる九州パンケーキ粉には、風味豊かな大分県と熊本県産の小麦粉、 宮崎県綾町「松井農園」で農薬不使用で育てられた合鴨農法の発芽玄米などの他、九州各県から集められた7種の穀物を使用しています。

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焼き上がったチーズタルトは、きっと九州パンケーキファンにとっては、親しみのある優しい風味です。九州パンケーキがそうであるように、優しくて、どこか懐かしいような、いつもそばにあって欲しい「毎日のおいしさ」を表現できたのではないかと思っています。

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九州チーズタルトという名前を冠したくらいですから、チーズの選定にはとてもこだわりを持ちました。国産チーズといえば、北海道が主たる産地なのですが、九州にももちろん優れた農園直産のチーズ工房が存在します。生産品質、安定性、衛生基準、そして何よりもその「味」にこだわって、牛乳生産とチーズ製造の双方を行う一貫生産をされている鹿児島県北西部にある伊佐牧場さんと取り組みをさせていただくこととなりました。

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伊佐牧場は、九州でありながら冬には雪が積もる鹿児島県伊佐市からさらに山奥に入った静かで美しい場所にあります。「日本人の味覚に合う美味しいチーズを作りたい」と、ストレスのない環境で育成された牛に、稲やお米といった自家配合の穀物飼料を食べさせることで、毎日食べても飽きない「お米育ち」のやさしいチーズができます。

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九州チーズタルトのフレーバーとして選択したのが、高岡町(九州パンケーキの本社がある宮崎市の山あいの地域)の丸山農園で作る樹上完熟のリスボンレモンです。産地から生の果実を使用するわけですから、収穫期によっても味が変化します。焼き菓子に加工してお客様にお届けするためには、通年通して味が変わらないように、完熟状態を保存できる工夫や設備も整えていかなくてはなりません。

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焼成のプロセスには、気の遠くなるくらい、何度も何度も試作を繰り返してきました。この時期(1月下旬)からクラウドファンディングを行って、3月上旬〜半ばにかけて皆様にお届けするのには「レモンの旬を追いかけて、シーズン入りの収穫期→製造開始」でなくてはならない、という理由があります。

主役の九州素材のタルト生地、その風味に負けないバランスの良いクリームチーズ、樹上熟成のリスボンレモン、こうした素材が渾然一体となったバランスを追求できるチームも整い、いよいよ「九州チーズタルト」の完成の時が近づいてきました。

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最後に、商品としての「命」を吹き込む作業、パッケージデザインをどうするか、という話になりました。迷わずスタッフの口から出てきたのは、Gritz Designの「日高 英輝さんにお願いしたい」という言葉でした。

日高さんとのご縁は口蹄疫の復興プロジェクトでご一緒したのがきっかけで、その後、九州パンケーキを応援してくれた今村直樹さん(映像ディレクター)や蓮井幹夫さん(カメラマン)、中村禎さん(コピーライター)と共にオフコマーシャルという映像作品を作る流れの中で、パッケージのデザインを手掛けていただきました。その後の、九州パンケーキ関連のプロダクト(ジャム、シロップなど)は全て日高さんの作品です。

コロナ禍で大変な世の中となりました。だからこそ、「九州パンケーキ」ミックスを使って、弊社にとっても地域にとっても、そして関わってくださる方々にとっても、希望の光になるような商品を作りたいという思いが湧いてきました。それならば、日高さんしかいないという想いでお声かけをさせていただいたところ、快くパッケージデザイン全般のお引き受けをして頂きました。

日高さんにはネーミングも合わせて相談をしていたのですが、九州小麦や雑穀を使ったものづくり、つまり「九州パンケーキから始まった商品は、ストーリーや世界観をしっかりと統一していく方がいい」というアドバイスをいただき、ストレートに僕らのメッセージを込めた【九州チーズタルト】に決定しました。

九州チーズタルトの販売に関しては、まずはクラウドファンディングで先行発売をすることになりました。コロナ禍での販売です。なかなか苦労もあると思いますが、九州パンケーキがそうであったように、時間をかけてじっくりとファンづくりをしていきたいと思います。

《販売スケジュール》
 1月20日 クラウドファンディングスタート(45日間)
3月中旬     リターン商品の発送開始
3月下旬     販売開始(オンライン、九州パンケーキカフェ、関連店舗)

クラウドファンディングが終了して、支援者のみなさまへの先行販売が完了したら、いよいよ本格的な生産販売を開始します。3月に本社(MUKASA-HUB)に移転する九州パンケーキKitchenを中心として、僕らの目が届く範囲で少しずつ拡販を目指していきます。

「九州パンケーキ」チームが作った、とびきり美味しいチーズタルトです!
宜しかったらご支援いただけたらと存じます。

☆クラウドファンディング挑戦中☆
「九州の産地に育まれた厳選素材、手作りで丁寧に焼き上げる「九州チーズタルト」誕生!」→ https://www.makuake.com/project/kyushu_island/

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#九州チーズタルト #クラウドファンディング #九州パンケーキ_マクアケPJT

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