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ADHDについて聞いた話

先日友達が、突然

「俺、ADHDかもしれんから今日病院行くねん」

と教えてくれた。病院で検査を受けるらしい。

そしてきのう、久しぶりに会ったので、どうだったか聞いてみた。

彼はADHDであることに間違いはなさそうだと言って、これからどのようにADHDと向き合っていくかや、そのような治療法を日本で行うことの難しさ、またそもそも自分がADHDであると感じる人が最近増えてきていることなど、ADHDに関するさまざまなことを話してくれた。

その(わたしにとっては)興味深い話をこれからまとめてみようかなと思っている。長くなりそうだが。

ちなみに、わたしが彼の話にこんなに興味を持ったのは、もともと身の回りにADHDを自覚する人が何人かいたのと、実は自分ももしかしたらそうなのかもしれない、と感じることが今までにあったからなのだ。

だから、同じようにそんな風に感じている人が読んでくれたら、少しでも手助けになるかなと思って書くけど、残念ながら多くの部分が彼の受け売りなので、わたしもこれから自分なりに調べていきたいなぁと思っている。

そもそもADHDとは

注意欠陥多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない・気が散りやすい)多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる発達障害のひとつだそう。子どもの頃には比較的多くみられるけど、大人になっても悩まされている人も割といるらしく、「だらしない性格」だとか思われがちだけど、これは脳の障害であるというのが重要なポイント。

きのうの彼は、就活真っ只中で、企業に周囲との協調性を求められたり、グループ活動が多くあったりと、周囲との関わりが嫌でも必要になり、その中で、以前から感じていたADHDの症状が目立ってきたため、あらためて治療の必要性を感じたらしい。

日本では薬物療法が主流のADHD治療

彼曰く、現在の日本では薬物療法が一般的だそう。じゃあそれ以外何があるのかというと、コーチングと呼ばれるものだ。

これはアメリカ発祥で、アメリカではすでに広まっている治療法だけど、日本ではほとんど広まっていない。具体的に何をするかというと、いわゆるスポーツやダイエット(ラ◯ザップとか)のコーチと同じ。

スケジューリングに時間管理、メンタル面でのサポートなど。

普段通りの生活ができるために「ポジティブな面」からアプローチするのがコーチング、らしい。というのは、うつ病などの合併症を発症する人も多いからでもあるんだって。

それに対して、カウンセリングは病院などで適宜受けられるものだが、コーチングのようにつきっきりにはなってもらえない。

彼はまだ未発達で不安要素のある薬物に頼りたくなかったため、コーチングによる治療法を模索しているけど、日本において現状ではADHDのコーチングをしている人は極めて少なく、今もコーチを探しているらしい。

これを読んでおられる方に、もし何かいい情報があれば、わたしに教えてくれたなら嬉しいなぁなんて思います。

ADHDが増えているワケ

最後に、ADHDを実感する人が増えているのは、社会環境が関係しているのかもって話。最初の方に書いたように、彼はこれまで症状を自覚することはあっても、あんまりそれが気になっていなかった。それは、周りの人が時間などをリマインドしてくれたり、何かとフォローしてくれていたから。

しかし今、企業で働くとなったときに、どうしても前提として求められる部分だからこそ、欠けているという実感を強く感じる人が増えているんだそう。

おっちょこちょいな人も、忘れっぽい人も、まるごと認めて良さを伸ばしてくれる、相性バッチリなコミュニティに出会えたらいいな。

そんな、やさしい場所が増えたらいいなぁ。

わたしもそういう場所を見つけたい。

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