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自己紹介③アンティークと私

こんにちはきゅうりです。
かっこよくタイトルつけてますが、なんのこっちゃない、ただドラマについて書くだけです。

月9ドラマ アンティークについて、大体の概要はWikipediaに書いてあるのでよく知りたい方はそちらを見ていただきたいのですが…(丸投げ)
引退した若き天才ボクサー・神田エイジが、ひょんなことからケーキ屋で働くこととなり、オーナーの橘圭一郎、天才パティシエ小野裕介、ギャルソンの小早川千景や、店に訪れる個性豊かな客と織りなすなんやかんや…という全11話です。
コメディ一辺倒かと思いきやシリアスもちょっぴり、程よく恋愛的な話もあり泣ける話もあり、出てくるケーキはもれなくおいしそうな飯テロ的一面も持ち合わせたドラマとなっております。

原作は「きのう何食べた?」や「大奥」(どっちも面白い!!)などでおなじみのよしながふみさん。アンティークの原作はBL漫画です。
ドラマではそれっぽ~い描写が終盤にちょっと描かれているだけでほぼなくなっているし、漫画にいないキャラが出てきてたりするので、ドラマについては賛否両論あるみたいです。
私は入口がドラマだったし、漫画は昔借りて読んだ程度なので(しかも途中まで)あんまり漫画の記憶がなくて…。ドラマは漫画とは完全に別物と思って楽しんでいます。
でも漫画を否定しているわけでは決してないですよ!
漫画は楽しく拝読しました。BLすすんで読んだりはしないですが拒否反応も出ないですし好きな人のこと否定するつもりも全くないです。

アンティークはこのドラマ以外にも、韓国映画やアニメにもなってます。
韓国版は、実写のイメージが固定されすぎてちょっとこわくて観ていないです。でもわりと漫画に忠実というレビューを見かけるので、実は良作なのでは…と思っています。
アニメも韓国版と同じく(私の中の)イメージが崩れそうなので観てないです。
漫画は原作だと知っていたので抵抗なかったのですが、あとからこういうリメイクあるよ!と言われるとどうしても「二番煎じ」感が芽生えてしまって楽しめないんですね…原作ファンからするとドラマもその「二番煎じ」にあたるのですが。要は私の門戸がとても狭いということです。

さて、私がこのドラマを観はじめた理由はただ一つ。
主題歌・挿入歌がすべてミスチル楽曲だからです。
タッキーのファンでも椎名桔平のファンでもなく、ケーキフリークでも辻調信者でもなく。原作も知らず、ただミスチルの曲を毎週地上波で1時間聴けるという一点のみにおいて視聴を始めました。

元来ドラマはほとんど観ないので勘違いかもしれないのですが、ドラマの曲すべて同一のアーティストで構成される作品って、他にないのではないでしょうか。
同じくフジテレビ系列の「天体観測」というドラマは、BUMP OF CHICKENの同名楽曲から着想を得て作られておりバンプの曲を多用しておりますが、あくまで多用にとどまり、主題歌は中島美嘉さん。
他にこう言った例を知らないので、アンティークは唯一無二のドラマだと私は勝手に思っています(違ったらごめんなさい)。

ケーキがおいしそうとか謎の多いストーリーとか登場人物(キャスト)が魅力的とか、いろいろと好きな理由は挙げられるのですが、ドラマとミスチルという観点から面白さを説明するとすれば、
「状況と楽曲のマッチングが秀逸」この一言に尽きるかと。
さんざん引っ張っておいて至極当たり前な一言で片づけてしまって申し訳ない気持ちはあるのですが、ドラマにおいてBGMがこれほどまで雄弁になること、あまりないんじゃないかなと思うのです。
例えば毎週ドラマの重要な場面で主題歌や挿入歌の印象的なフレーズが流れて視聴者にドキドキや感動を与えたり、主人公の心情が代弁されたりするのはドラマでよくみられる演出です。
ドラマにおいてこのような役割を担う楽曲はだいたい「一作品につき」2~3曲くらいが相場ですが(私調べ)、アンティークでは「一話につき」数曲そういった楽曲が使われます。
それ以外のちょっとした場面で使われている曲もほぼ全部ミスチル(一曲挿入歌としてはノーカウントですが例外があります。詳細は後日…)、
しかも挿入歌は毎週ラインナップが異なるので、
これ、ミスチルがドラマのために曲書き下ろしてない????
って勢いでミスチルの楽曲がじゃんじゃん登場人物の心情を歌い上げ、シーンを盛り上げるんですよ。それこそキャラソン的な位置づけの曲があったり、エピソードやテーマごとに流れる曲がおおまかに決まっていたりします。
なので各話のクライマックスでその場面にちょうどぴったり合うミスチルの曲が最高のタイミングで流れてきて、毎回いやに感動してしまうのです。
かと思えばオーナーが一人で入る牛丼屋で流れるBGMがミスチル、みたいなライトな使われ方もしています。そういう「隠れミスチル」を探すのもまた一興です。

余談ですがこのドラマ無音も多いです。変な間を楽しんでほしい、とプロデューサーだか監督がおっしゃってましたが、しーんとした場面で聞こえる時計の針の音とか冷蔵庫の音なんかもアンティークの醍醐味だと思います。

印象的な場面と楽曲についてはおいおい一話ずつ解説していきたいので、今回は割愛させていただきます。
でも本当にシンクロ率がすごいので、ぜひドラマが観られる環境にある方にはもう一度観てほしいです。
いやあ、ミスチルすごいなあ。

実はもう一つこのドラマについてひそかに思っていることがあるのですが…

本当にただそんな気がしただけです。異論は認めます。
でも、もしこの仮説が本当だとすると、だから何ということはないのですが、なんだかアンティークとミスチルにただならぬ因果関係があるのではとロマンを感じざるを得ません。

というわけで、まただらだらと書いてしまいました。毎回もうちょっとボリュームを抑えたいのですが、書きたいことがたくさんあって難しい。
でも書きたいことを書く場なのでいいのかなとも思っています。
どうか最後まで飽きずに読んでもらえますように…。
次回はイントロドンについて書きたいと思っています。
副音声解説にも分析ヒントがありそうなので、これも聞かなきゃな。

では。



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