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【惹きつけられる】あなたの文章の裏に何があるのか
毎朝noteを読んでいる。多くの新着記事の中から決まって1番最初に探す作家。それが『本田すのう』だ。
“どうせ仲良しな人を紹介してるだけでしょ?”ここまで読んで、そう思った方がいたら、ちょっと待って欲しい。
私は彼女とやりとりを始める、もっと前から既に『本田すのう』の書く文章に惹かれていた。一つ、引用を提示しよう。
これは『本田すのう』が私のエッセイに初めてコメントしてくれた時の、私の返信である。
ちなみに当時。私が一方的にフォローして彼女の記事を追っていた。
読んで頂けてめちゃくちゃ嬉しいです!!
私、すのうさんの投稿楽しみにしていて、すのうさんご本人からコメント頂けて部屋で驚きのあまり「うわぁ」って小声で叫んじゃいました!!
推しの芸能人にリプライをもらった時と同様の感動。
それほどまでに彼女の文章に惹かれていた。なぜこんなにも夢中になってしまうのか。この記事では、私の湧きおこる「好き」を深掘りして考察していきたい。
***
初めて彼女の書くものを目にしたのは、noteの路地裏「なんのはなしですか」の世界に足を踏み入れた時のことだった。
掴みどころのない、魅惑的な世界の中で。まずは息を吸うために状況の把握が最優先だと直感する。
「なんのはなしですか」を語る、数々の記事を探るなかで目に飛び込んできたのが『本田すのう』の【「貴方」だから書きたくなったんだよ】であった。
そこには、自身が「なんのはなしですか」の世界に救われたこと、コニシ木の子氏への思いが綴られていた。
コニシ氏への“感謝の言葉”と、決して簡単な説明で括れない彼女の真っ直ぐな思いが、そこにはあった。
記事の中に飴の例えが出てくる。
その例えで言うならば。私は、まだ飴をもらってもいないのに、記事を読んだだけで、ハロウィン前日の子どものような気分になった。
“不思議な世界に足を踏み入れたい”あの時そう思えたのは、間違いなく『本田すのう』の記事があったからだった。
「この人の書く文章をもっと読んでみたい!」そう思った私は、記事に登場する話を読むことにしたのである。
そして翌週、私はもう「なんのはなしですか」が書きたくて書きたくて、もはや「なんのはなしですか」を書くためだけにネタを探しました。
「ナンのはなし」だった。
彼女は「なんのはなしですか」に
「ナンのはなし」を書いていた。
もう、そこからは夢中だった。
・海老の話
・ゴリラ女子の話
・ブランコの話
・からすの話
明日は何の話が出てくるのだろう。
ワクワクは止まらなかった。
午前中、それも割と早い時間に彼女が記事をアップすることに気付いた私は、朝起きてnoteで1番に『本田すのう』と検索するのが習慣になっていた。
***
なぜこれほどまでに私は彼女の書くものに惹きつけられるのか。
書く内容が“バラエティに富んだものだから”というだけでは説明がつかない。それならば、様々な書き手の好みの作品を次々に読めばいいのだから。
私は彼女が書く、色とりどりの作品を読みたいのだ。この感情がなぜ湧いてくるのか。それをずっと考えていた。
その答えは彼女のエッセイにあった。
誰かに届けるために書く。抽象的な、ふわふわした誰かじゃなくて、あの人に届けるために書く。自分の経験を、曝け出して向き合って。そういう伝え方をnoteで教えてもらってから、書きたいことがあふれだしました。
あの頃の苦しかった自分と同じ気持ちの人に。
生きづらいと感じている人に。
もう、何を見てもおもしろくない、あなたに。
亡き父に。
まだ字が読めない息子に。
子を持つ母に。
あまりにも偏屈で、万人に受け入れられないような自分の黒い感情までも。
彼女は明確な誰かを頭に描きながら、自身の心を真っ直ぐにぶつけていた。
もがきながら、自分の内面と対峙しながら「いつか本を出す」その熱い気持ちを名前に込めて。
私は書く。どこかの誰かの「私だけじゃなかったんだ!」のために、自分の経験を全部曝け出す。そしてその作品は、インターネットという世界じゃなくて、紙になって書店に並んで欲しい。
彼女の覚悟を知った時、ファンである私に出来ることは何かを考えた。
「大好き」な作品を書く彼女の“マグマ”と表現するものが、止まらないように。それは、読者として彼女に好きと伝えることだ。
彼女が本を出したいと、覚悟を持って臨んだ創作大賞2024。ファンとしてできることがあるとすれば、それは感想と魅力を周りに声をあげて叫ぶこと。
読者応援期間は7月31日まで。
まだあと1週間もある。
コメントでは伝え切れないこの思いを、記事にすることにした。
ちなみに彼女、頻度高く記事を書きながら、子育てにも全力投球。比喩ではない。本当に野球をしている。
クレラップから始まったはずの野球に、1人増え2人加わり、いつしかチーム戦になっていく様子はドラマそのもの。
この【REAL ROOKIES】だけではない。
彼女が日常と向き合い、時に葛藤し、必死に投げるその様子は時にドラマ以上に私の胸をうつ。
そんな彼女を私は応援したい。
朝一番、スタンド前列の特等席で。今日も私はメガホン片手に大声で叫ぶ。
普段「すのうちゃん」「すのうさん」と読んでいるにも関わらず、ここでは敢えて『本田すのう』と記載しました。リスペクトと熱い気持ちあっての表記です。すのうさん、本田すのうファンのみなさま、お許し下さい。
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