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話題のウクライナ問題。なぜ起こってしまったのか?日本への影響は?


今回は最近ニュースでも話題のウクライナ問題についてお話ししていきたいと思います。

ウクライナ問題。いったい何が問題なのか?
正直テレビのニュースを断片的に観ていても、なぜあのような事が起きているのか分からないですよね。
ウクライナ問題の背景や、なぜロシアがあんなにもウクライナにこだわるのか?
ざっくり解説していきたいと思います。


まずですね時代は東西冷戦の時代まで遡ります。
東西冷戦とは何かというと、
第二次世界大戦後にアメリカを中心とした資本主義陣営の西側諸国と、当時のソ連を中心とした社会主義陣営の東側諸国の対立の事を言います。

ベルリンの壁って聞いたことありますよね?
ドイツが西ドイツと東ドイツで分かれていたっていうやつですね。
あのようなことが世界各国で起こっていたんですよ。
ヨーロッパも西ヨーロッパと東ヨーロッパで分かれていたんですね。

東西に分かれた国々はそれぞれが軍事同盟を結んでいて、西側諸国は北太平洋条約機構(通称NATO)、
東側諸国はワルシャワ条約機構(通称ワトー)を結んでいました。
今回のウクライナ問題では西側諸国のNATOがキーワードになってきます。

冷戦が終わってソ連が崩壊して今のロシアになると、あらゆる国が次々と独立していくことになります。
ウクライナもその中の1つですね。

そんな中、冷戦当時は東側陣営だった国が次々とアメリカを中心としたNATOに加入していきます。
このNATOというのは、軍事同盟なので同盟国内に出来た基地はアメリカ軍が自由に使えるんですね。
なのでいざとなったら、すぐにアメリカ軍がやって来れる状態になるんです。

ロシアにとってこれは危機的状況で、アメリカの勢力がどんどん自分達に迫ってくる状態なんですね。

そしてまさに最後の砦となっているのが、今回話題になっているウクライナなんです。

ウクライナはロシアの隣に位置する国で、宗教や民族が近くてロシアにとっては兄弟国みたいな位置付けなんですね。

その一方でウクライナの国境の西側にはNATO加盟国が迫っています。
なのでウクライナ国内でも西部の人たちはロシアからの独立志向が強いそうです。
そしてその人たちを中心にウクライナのNATO加盟の声が出始めました。

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※画像はイラストACさんから。

ウクライナがNATOに加入することになると、
NATO勢力がロシアのすぐ喉元まで迫ってくることになります。
これはロシアにとってなんとしても防ぎたい状況なわけです。

これが今回話題になっているロシアがウクライナに執着している理由です。

こうやって見ると、僕ら日本人にはあまり関係のない話だなと思いますよね?
でも実はそうとも言い切れないんです。

今回のウクライナ問題はロシアの西側の国境の話なんですが、東側の国境ってどこの国か分かりますか?
世界地図を見て頂けると分かりますが、北方領土なんですね。
北方領土といえば、日本がロシアに対して返してほしいと要求していますよね。

では仮に北方領土が日本に返還されたとします。
そうするとどうなると思いますか?
おそらく北方領土にも米軍基地が置かれることになると思います。

北方領土はロシアとの国境なので、アメリカからしたら、ロシアへの重要拠点にしたいでしょうね。
実際にロシアのプーチン大統領もそれを懸念してるみたいですね。

そうなると今、ロシアがウクライナに対して必死になっていることが、日本に対しても起こりうるかもしれないんです。
そうなったらもう他人事じゃないですよね?

今回のウクライナ問題にはこのような背景があるんです。そして僕たち日本人にとっても少なからず関係のあることなんですね。

なので今後ロシアとウクライナがどうなっていくのか?しっかりチェックしておいた方が良いのかなと僕は思います。

というわけで今回は話題のウクライナ問題についてお話しました。
ではでは。



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