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嘘つきな君へ プロローグ

こんばんは、ときめき研究所のKEIKOです。
え〜自粛モードなので、もともと書いていたけど途中で筆が止まっていた小説をまた書いてみようかなと思いつきました。
実は4話くらいまで書いているんですが、全然終わる気配なし笑。でも、私の中で結末まで構想があるので頭の中のものを吐き出したい!キャラがぐるぐる暴れまわっている!
なので、自戒も込めてこのnoteに貼り付けていって、全部小説を書き切ろうと思っております。
乙ゲー好きな私っぽく、小説というよりラノベ感あるし、出てくる人物は全部好きな俳優さんの当て書きで、自分の好きなもの詰め込みすぎているんですが、お時間ある方は妄想の世界に付き合っていただければ幸いです。ときめきはお約束します!(言っちゃった)あんまり期待せずに、お楽しみください.ませ〜。

嘘つきな君へ プロローグ

自分の知らない世界の、自分とは全く関係ないニュースをいたるところで目にするようになった。
 SNSやネットニュース、テレビや新聞…たくさんの情報に溢れていて、何が必要で何が不要なのか分からない。ただ何となく自分のキャパを超える情報のシャワーに、私たちは日々、触れている。

 その日の朝も、知らないおじさまが病気で倒れたというニュースを、いろんなところで目にした。

 なんでも、有名商社の会長職のおじさまらしい。日に焼けた肌の白髪、眉間に入った皺が深くて、ちょっと怖そうなおじさまだった。末期のガンだと分かって、余命に限りがあるらしい。大きなグループの会長だかなにかで、後任をどうするかとかそんなことをワイドショーで取り上げていた。もし万が一のことがあったときの、莫大な遺産の相続先がどうなるかとか、そんな話題。他人の家の遺産問題がこんなに取り上げられるなんて、日本は平和だな。勝手に亡くなった後のことまで想定するなんて、有難迷惑なことだろうな。と、ニュースを横目におじさまについ同情してしまった。だって、全く面識がない私ですら、おじさまについてこんなに知っている。ガンになんかに負けずに、マスコミの噂なんか杞憂になるくらい回復して欲しい。…全くのあかの他人の私が願うのも変な話だけど…でもそう願わずにはいられなかった。

 そんな風に、自分には全く関係ないことだと思ってた。知らない、すごい会社のおじさまの病気のニュースだと思ってた。
 その時までは。

続きます笑。