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逃げていいよ

久しぶりに友人に連絡を取ったら転職をしていた。
電話してだったけど生きたいい声をしていた。

前は死にそうな感じで、会社の愚痴を垂れてもうすこしで死にそうな、むしろ半分死んでるんじゃないかっていう仮死状態を3年くらい続けていたやつだ。

だからさっさと辞めろと言ったんだ。よかった。
自分も昔そうだった。

二十歳で就職した会社は、都内の内装デザインの会社で月給18万だった。
今思えばなんでそんなに無茶振りを受け入れてたんだろうと思う事がたくさんあった。

・先輩社員たちが出社するまでに掃除をする
・先輩社員たちが帰るまで帰れない
・毎日終電

業界的にはそういう物だろうと割り切ってはいたが、きっとそんなことはない。生産性の高い組織なら体が資本だということは言わずとも知れたことなのだから優先順位が違うと思う。
でも当時その会社しか知らなかった僕にはそれが普通で全てだった。

片道2時間弱掛けて実家から通勤、週1.2回は徹夜、帰れず恵比寿の漫喫にはよくお世話になったのを覚えてる。

そして2年目の中盤でガタがきて付いていけなくなって、当時母親が鬱になったと嘘をついてほぼ逃げる形でその会社を去った。
辞めることは本当に悔しかった。それも嘘をついて。

嫌な先輩に最後にここの会社に居たら、お前みたいに陰湿な人間になってしまうビジョンが見えたから、それが嫌で俺はここを辞めてやるんだって言いたかった。がそこまでの度胸は無かった。

でもあのタイミング逃げて正解だったと思う。

みなさんも苦しくて、辛いことあったら逃げたらいい。
あなたの価値を引き出してくれる良い場所は絶対あるんだから。
僕はその後転職した会社で6年以上勤務している。

その場所にどうしても留まらなければいけない理由ってなんだろう?って考えるといいかもしれない。

特に理由なんて無いからしんどくて無理な場合はさっさと逃げちゃえ。

おやすみなさい。

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