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3分ずれたトイレの時計と子育ての話

我が家のトイレには時計があります。
3分、進んでいます。

それを、直すのが面倒で放置しています。笑

さて、うちの長男
時計や時間に意識が向いてきた、小学1年生。

ある日トイレの時計が3分ずれていることに気づきます。

長男「あれっ!リビングの時計と時間が違う!」
私「ああ、それ、トイレが3分進んでるんだよね〜〜(直す気なし)」
長男「・・・」

それから、トイレに行くといつもこんな声が聞こえてきます。

「お母さん〜、今の本当の時間は7時20分であってる?(トイレの時計は7時23分)」
「あれ?今何時だ?お母さん〜5時2分の3分前ってなに?(デジタル時計なので難しい)」

というわけで、トイレに行くたびに足し算、引き算、時計の練習をするということになりました。

私のズボラが何故か功を奏している・・・!
面白いなあ。と思いながら、日々計算練習に答えています。

これは、「子育てってそんなもんだよなあ」と妙に考えさせられる出来事でもありました。

時計の時刻を「正しくする」ことにこだわらなかったおかげで、
子供は「学習の機会を得た」わけです。

育児、子育てについて、情報を入れるほど
何が正しいんだろう?どこに合わせればいいんだろう?
私にはできない・・・と迷子になってしまいます。

でもそれは
時計の数分のずれを一生懸命正しくしようとしているようなものも
混じっているかもしれないなあ、と思いました。

何かちょっとくらいずれていたって
子供はそこから自分で面白いものを見つけたり
ぶつぶつ親に文句言いながら、それを乗り越えることで成長したり
しますよね。
子供がどんな経験から何を学ぶかは予測不能だし予測する必要もないなあ、って思ったりします。

個人的には・・・
「食事、睡眠、愛情」
これらは時計の誤差では例えられない、大切な要素と思っています。
食事や睡眠については知識もある程度必要ですよね。

だけど、ほかのことは
仮に「正しいやり方」があったとして、
それと多少ずれてたとしても、
子供の成長っていう意味では実はどっちでもいい
ということもたくさんありそうです。

というのを、トイレの時計の出来事から考えたのでした。


時計くらいさっさと直しなさいっていう話ですが、
長男の計算練習ブームが終わってからにしたいと思います。


終わり

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