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しばみかんさんの『強迫性障害は「おともだち」』は是非みんなに知ってほしい作品

強迫性障害って知ってますか?

こんばんは。
カーボです。

今日はしばみかんさんの『強迫性障害は「おともだち」』を
あらためて読んだのでレビューします!

〇しばみかんさんとは

今回が2冊目のKindle作家さんです。
自身の体験をもとにした『まずは有給を取ってみる?』
に続き、今回が2冊目となります。

主にメンタル系の記事を中心に書かれています。

〇意外に身近な病気「強迫性障害」

強迫性障害とは簡単にいうと
「何かしてなかったかも」と悩む「強迫観念」
「何かしなくれてはいけない」と悩む「強迫行為」
二つに悩む病気です。

・家のカギをかけ忘れたかも、と1日に何十回も確かめる
・手が汚れてるかも、と1日に何十回も手を洗う
・同じ手順でやらないと悪いことがおきるかも…
 と必ず同じ手順をしてしまう。
・数字のゲン担ぎに過剰にこだわり、その数字に
 あてはまらないと行動できなくなる。
・物の配置に異常にこだわり、対称性などになってないと
 物が配置できなくなる

などがあります。

一つ一つみると誰もがちょっと気にしてたり、こだわったり
したことがあると思います。
それが過剰にまでなると「強迫性障害」となるわけですね。

〇実体験をもとにした「強迫性障害」のエピソードが満載

この本ではしばみかんさんの実体験を基にした
エピソードが満載です。

しばみかんさん自身も家のカギを何十回も確かめる、
というような典型的な強迫観念に悩まされていて、
たくさんの実体験を書かれています。

それとメンタルの病気に悩むようになった
生い立ちや職場の様子などもわかります。

この本を読むと強迫性障害は
「誰にでも起こりうること」であり、
ちょっとしたきっかけでそうなる可能性が
大いにあるということが実感を伴って
伝わってきます。

自分でなくても、周囲の人のことまで考えると
「強迫性障害」という病気と接触しているケースは
多いと考えられます。

決して「他人事ではないものだなー」という感想を
僕は真っ先に思いました。

〇認めたうえで「おともだち」として付き合っていこう

この本の特長としては病気と闘い打ち負かす
ことではなく、上手に付き合い、むしろ「おともだち」
として伴走しよう、と呼び掛けていることにあります。

「強迫性障害」は完治することがない病気ですので
いっそ認めて付き合っていく方がラクなんですね。

世の中、克服したくてもできないことも多いです。
人生の他のことにも通ずることが多い考え方だなと
思いました。

本書を読むと、上記のような感想をはじめ、
色んな思いを感じられると思います。
是非、読んで頂きたいです!

では、今日も「今」を大事にしていきましょう!


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