見出し画像

日本を語ろう:縄文時代超えの方程式

この投稿がより多くの人に届くことを願います。特に政治家や官僚の人たちには必ず一読してもらいたいと願っています。

国全体が世界有数の経済規模を誇る経済大国になったとしても、生活レベルは不衛生で犯罪は多く民度も低くひとりひとりの生活は決して裕福ではない。「そんな国にあなたは生まれ住んでいて幸せですか?」

国全体が世界有数の経済規模を誇る経済大国であっても、富裕層と貧困層の格差が激しく大都市であってもゾンビタウンのようにホームレスが溢れて、麻薬常習者や殺人犯罪が横行する。あなたは恵まれて大豪邸に警備付きで暮らしていて安全ではある。「そんな国にあなたは生まれ住んでいて幸せですか?」

最初の例は
「一人当たりのGDP X 人口 = 国のGDP」で言えば、一人当たりのGDPが低く生活レベルは豊かではない国と言えます。例えば、C国ですね。
次の例は
「一人当たりのGDP X 人口 = 国のGDP」で言えば、一人当たりのGDPが平均すると高いのだけれど、極端に高い一部の富裕層と低い多くの貧困層いて平均すると高い国と言えます。例えば、A国です。

これら2つの国が総額としてのGDPが高いことで国際社会での発言力をもって「私たちの国を見習いなさい」と言ってます。「あなたは素直に従えますか?」

GDPで測る国力なんて代物は人類が目指す指針にはならない。」と私は考えるのです。

それでちょっと方程式を変えてみました。
「一人当たりのGDP X 人口 X 文化力= 文化経済力

あくまでも概念的な係数の文化力ですが、ここには治安の良さ、公衆衛生の発達具合、街並みの綺麗さ、豊かな自然環境、お互いを思いやるコミュニティ、歴史ある文化遺産などで、「民度」とも文化度とも言えます。文化経済力は私が勝手に作った造語です。

日本は高齢化で人口減少社会に入っており、今後人口は減っていきます。私もあと10-20年では生存していないかもしれません。仮にGDPが成長せずとも維持できれば、一人当たりGDPは高くなることを意味し、広い住宅でゆったりと豊かな暮らしができるはずです。それだけではなく、そこに「文化力」というファクターが加われれば、日本は高い文化力の国として一目置かれる存在でいられるのです。うまくいけば、「文化力によるブランド効果でモノやサービスを高く売れるかもしれません。」売値を高く設定できると言うことは「生産性は劇的に上昇する」ことになります。

でも、実はこれでも私は不満なのです。そこでさらに方程式をいじってみました。
「一人当たりのGDP X 人口 X 文化力 X 持続年数= 文明力

GDPは単年度の所得です。ある年だけ高い文化が異常値のように突出したらどうでしょう?そんなことはあり得ませんが。しかし、持続年数というファクターを加えたことで、民度や文化度、豊かな自然環境も含めて持続しなければ上位には入ってきません。この方程式では「文化力 X 持続年数を文明として定義」したことなります。文明力も私が勝手に作った造語です。

過去の縄文時代の一人当たりGDPも人口もよくわかりません。しかし、狩猟や採集や農耕もあり豊かに暮らしていたことが遺跡の発掘調査と研究で分かっています。とても芸術性の高い土器や黒曜石の海外貿易など文化も高かったのです。それが1万年も続きました。これが過去の日本の文明力なのです。

もう経済大国は時代遅れです。GDPでいくら競っても人類は平和で幸せな生活は望めません。これからは文明大国を目指すべきであることに気づくべきなのです。そして、その思想と概念を世界にあまねく広めていきましょう。

そうすることで、各国とも文化についても持続年数についても真剣に考えるようになります文明力で競うことが浸透すれば、国際社会も日本も決して悲劇には向かっていかないはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?