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予告編:日本古代史シリーズを始めます

私は先日、①豊臣秀吉〜徳川幕府までの時代と②縄文時代の日本を高く評価としていると書きました。①についてはすでに記事にしたので、このシリーズでは②について投稿します。

私がこの2つの時代に関心があるのは、日本人として正しい歴史を知ってもらって、その上で、日本と国際社会に貢献する意識をもつ日本人として自信をもってもらいたいからです。

①の時代については、秀吉と家康以降の将軍に仕えてきた(間接的にですけど)当家の記録に照らし合わせてある程度自信があります。
しかし、②については、個人的な興味で調べ始めたのが15年くらい前。最近までに多くの方がより詳しく調査され、また関心をもって研究されていらっしゃいます。従って、その中から得た知識をもとに持論をお話します。
もし「九兵衛、それは違うよ」という点がありましたら、遠慮なくコメントなどでご批判していただきたいと思います。私も投稿しながら勉強してきたいので、よろしくお願いします。

最初に、私の考えているテーマと関心事を大きく要約すると以下の通りです。

  1. 日本の天皇の祖はイスラエル民族だった(所謂、日ユ同祖論)。

  2. しかし、イスラエル民族が渡来する1万年以上前からの縄文時代にすでに平和的で優れた文明があった

  3. 縄文人たちは渡来したイスラエル民族に単に滅ぼされただけなのか

日本人の遺伝子情報を分析すると、縄文人に由来が10%程度、中国大陸等に由来が50%程度、そしてエジプトなどに見られる遺伝子に由来するのが40%となっています。これは単一の一塩基多型 (SNP) 変異をもつ共通祖先をもつと考えられる類似したハプロタイプ(分類系)の集団の分析でわかっています。これは10月17日付「正しく理解する:ユダヤ人とは(1)」でも述べています。

最初に、注意書きを記します。

  1. 偽書などと通称されている情報を排除しません
    偽書とは現在(または当時)の政権が認定するものなので、その政権に都合良く恣意的に判定されてしまいます。
    日本では記紀(古事記と日本書紀)のみが正統とされ、竹内文書や宮下文書が偽書扱いになっています。聖書では聖書外伝として聖書ではあるが正当性を認めないというものもあります。
    日本の場合は天皇や藤原貴族などが恣意的に認定した書であり、聖書の場合はキリスト教教会に都合の良い書だけを認定しています。日ユ同祖論は明治時代から欧米に紹介されましたが、その頃は白人至上主義政権などが支配的で闇に葬られ、現在まで続いています。日本人が歴史や血統としてイスラエル部族につながってもらっては困ると考えた政権がディープステートの歴史で紹介したウッドロウ・ウィルソン大統領からフランクリン・ルーズベルト大統領、トルーマン大統領という米国の時代と奇妙に一致するのは気のせいでしょうか?
    ちなみに「陰謀論」という言い方も「政権からみれば魔法の言葉」です。そう言えば、矛先をずらせるからで「ビビデ・バビデ・ブー」という呪文のように陰謀論だあと使いたがります。でも、後年それが陰謀ではなかったことが判明することも実際にあります。米議会で証言せざるを得なくなり、ペンタゴンが隠していたUFO情報を公開する法律ができたのも最近ではありましたね。

  2. 考古学的年代測定は、他の合理的な選択肢がないので一般的な放射性炭素年代(14C年代)測定法の結果をそのまま使っています
    創造論的な考えでは放射性炭素年代測定法よりも桁違いに時代が新しいという意見もあるようです。ただ、それを使うと逆に辻褄が合わなくなる問題も多いので、そうしています。
    放射性炭素年代測定法は定期的に世界標準のモノサシ「IntCal」精度がアップデートされています。例えば、2005年時点では2万1千年前までしか正確に測定できなかったものが2万6千年前まで正確な測定ができるようになっています。さらに2020年には7年ぶりに大幅改訂がなされており、適用限界も5万5千年まで伸びています
    ちなみに福井県の水月湖は7万年もの間、1年に1枚ずつ静かに積み重なった地層(年縞)が存在し、1年ごとにほぼ正確に年代を追える堆積湖なので世界標準のモノサシとして認められています。そこで、花粉を1粒ずつ分類できるセルソーターという分析器を使うことで2026年の改訂で採用されればさらに推定年代の精度があがります。


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