広告のPDCA その2

前回のブログ記事の続きです。

DO(実施と管理)
広告のクリエィティブを作成して配信します。
また、PDCAの工程を管理します。
管理には、TrelloまたはAsanaを使用します。
各カードには、広告の実施内容に加えて、前段階のPLANで設定した仮説・調査項目を記載しておきます。

CHECK(効果測定)
広告効果を測定します。
・何をしたことによって
・どのような理由によって
・どのような効果を得られたのか
の3点をTrelloまたはAsanaのカードに記載します。
また、CPAは、最も重要な指標になるため、忘れずに記載しておきましょう。

ADJUST(判断)
実施の結果を得て、広告の評価をします。
CPAの基準クリアしているか、してないか?
している場合は、その広告施策は継続します。
していない場合は、改善することでクリアできるか検討します。

この作業を、この記事で設定したCPA上限値以下の広告媒体にすべてに対して実施します。

全て実施した後、
1,CPA上限値以下の広告
2,CPA上限値以上だが改善することで以下になる見込みがある広告
3,CPA上限値以上の広告
の3つのグループに分類します。

そして、これらの情報をもとに、KGIを設定します。
つぎに、このKGIを達成するための施策とKPIを設定します。

KGIの設定方法は、以下のように行います。
1,CPA上限値以下の広告
これは、上限まで引っ張る。アクセス上限目いっぱいまで広告を買う。
さらに、
2,CPA上限値以上だが改善することで以下になる見込みがある広告
これは、PDCAで「1」になれるか検証が必要な広告です。
KGI設定段階では、「1」になる前提で計算します。

このように、今まで実施した経験に基づいてKGIとして設定します。
ここで、重要な点はKGIの設定は、何の経験もないときにはしない。
ということです。
なぜなら、1,CPA上限値以下の広告 も 2,CPA上限値以上だが改善することで以下になる見込みがある広告 も分かってない状態でKGI設定しても単に絵にかいた餅にになるからです。

特に、これは組織的に活動している場合には、重要です。
経営層が、絵空事で作ったKGIを現場が達成するのは単なる無理ぶりです。
なんらかの根拠に基づいた合理的なKGIを設定し、そのKGIを達成するための具体的なアクションプランの作成までを、Pの工程で行います。

また、ストレッチするにしても、どの部分をストレッチさせる必要があり、そのストレッチのためには、何が必要か?を明確にしておく必要があります。

なんとなくの要素を徹底して排除し、突き詰めて考えておくことが、PDCAにおいては重要です。


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