エアコンがないのに先進国と名乗るな/イギリスワーホリ記番外編①
ちょっと企画に乗っかってみたいので、短い記事を何個か上げます。
何事も経験。
「アッヅ!」
死すべし、地球温暖化。
いつも環境資源のことなんか考えもしないのに、ベッドの上で暑さに呻く時だけ恨んでしまう。
ロンドンのゾーン3。住宅街。
本日の天気は快晴、最高気温は28度。只今夜の20時。
なーんだ、30度越えの日本に比べたら……と思った皆様へ。
私の部屋は屋根裏のようなスペースでガッツリ西向き。日没は9時半でさっきまでガンガンに日が照り付けていた室内には熱気がこもりにこもって、軽くドライサウナのようになります。
フラットメイトに悪いなと思いながら窓と部屋のドアを全開にしても、ほぼ風は通らない。エアコンなんてものはこの国にない。
とてもじゃないけれど快眠できない夜なのである。
去年も、去年も暑くて死にそうだったのだ。
熱のこもった真っ赤な顔で、大家さんに「マジで眠れない。無理すぎる。キッチン(1階にあるので涼しい)で寝てもいい?」などと言うと、余っている扇風機をくれた。
ので、今年の夏は比較的快適に暮らしていたのだが……今日は耐えられない。
ド深夜だが、眠れないものは仕様がない。
まずは水シャワーで体を冷やす。心臓がバクバクして死にそう。これから眠ろうとするときに冷水浴びるのは絶対に間違っている、と思いながらも体のほてりが消えて楽になる。
そして冷凍庫から凍らせておいたペットボトルを二つ持ってくる。階段の音がギイギイなって、うるさい。ごめんなさい。
フラットメイトさんが「扇風機の後ろに凍らせたペットボトルを置くといいよ!」と言っていたので試してみた。
全くの嘘だ。全然効かない。
氷を薄手のタオルに包んで、直接体に当てる。首、太もも、足裏、脇、と順に冷やしているとこの状況に笑えてくる。私は熱中症患者かよ。
眠れそうな気配を感じたので、呼吸をゆっくりと整えて眠りに入っていく。
くそったれ、部屋と電車にエアコンくらいつけてから先進国を名乗ってくれ。
朝、ペットボトルはすっかりぬるくなって床に転がっていた。
今日も夏日になるらしい。ペットボトルを冷凍庫に戻しておいた。
【今回のヘッダー】真夏の羊。ハイキングでアホ焼けました。
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