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完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」レビュー

先日「やっぱケーブル有り(のワイヤレスイヤホン)が良いんですよねぇ〜♪」と書きましたが、ケーブル有りワイヤレスイヤホンをチェックする一方で完全ワイヤレスイヤホンも試してみて、これは良いなと思う製品を見つけました。それが今回レビューするパナソニックの完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」です。

1. 製品の特徴

「RZ-S50W」の主な特徴は、以下の通りです。

  • 外音取り込み機能(アンビエント)あり。

  • ノイズキャンセリング機能あり。

  • タッチ操作。

  • IPX4。

  • アプリで外音取り込みやタッチ操作のカスタマイズが可能。

  • 再生時間はイヤホン単体で約6.5時間(ノイキャンあり)・約7.5時間。ケース含めると約19.5時間(ノイキャンあり)・約22.5時間。

  • 急速充電あり。15分で約70分(ノイキャンあり)・約80分(ノイキャンなし)。

2. イヤホン本体

RZ-S50W
RZ-S50W

本体はこんな感じです。少し厚みがあるので持ちやすく、装着時に意図せずタッチ操作部分を触ることは少なくなってます。

ちなみにタッチの感度はまずまずと言ったところ。

3. 音質良し、外音取り込み・ノイキャン性能もまずまず

音質は結構良いです。この製品の他にソニーの「WF-C500」や「WF-1000XM4」も試したのですが、それと比べると若干ソニーの2製品の方が良いかなと思いますが、「RZ-S50W」も十分良いと思います。

外音取り込みやノイキャン性能もまずまずと言ったところ。

4. アプリを使ったカスタマイズが便利

「RZ-S50W」には「Panasonic Audio Connect」と言う専用アプリが用意されています。これを使うことで色々カスタマイズできます。

カスタマイズできる主な項目は以下の通りです。

  • タッチ操作のカスタマイズ。

  • 外音取り込みやノイキャンの度合いを調整。

  • 利用する音声アシスタントの設定。

  • オートパワーオフの設定。

  • 音声ガイダンスの言語設定。

  • 接続モードの設定(音質優先か接続優先)

Panasonic Audio Connect のタッチ操作の設定

タッチ操作のカスタマイズ画面はこんな感じです。「シングルタップ」「ダブルタップ」「トリプルタップ」「長押し」に様々な機能を割り当てることができます。

Panasonic Audio Connect の外音取り込み度合いの設定

外音取り込みの度合いの設定はこんな感じです。スライダーを動かすことで、外音の取り込み具合を調整できます。

最大にすると音を取り込み過ぎてかなり違和感を感じたので、私は半分くらいにしています。一方ノイキャンも同じように調整できるのですが、ノイキャンの方は最大に設定しています。

5. 総評と不満点と改善案

音質も結構良く。それに加え自分の欲している機能(タッチ操作、外音取り込み・ノイキャン、アプリでカスタマイズ)がすべて搭載されており、値段も高過ぎずそれなりの値段と言うことで、結構満足しています。点数をつけるとすると、75点くらいでしょうか。

細かな不満点を挙げると以下の通りです。

  • 風切り音。

  • トリプルタップはなかなか機能しない。

  • タッチ操作の長押し設定で音量の上げ下げなどの機能が割り当てられない。

外音取り込みやノイキャンモードを使用してる時、風切り音が多少気になります。ある程度は抑えられるものの、強い風だと「ゴー!」と言う音が入ってしまいます。

ちなみにどちらも使用しない「オフ」にすると風切り音は聞こえなくなるので、風の強い場所では「オフ」にしています。

あとトリプルタップはなかなか機能しません。他の操作はほぼ問題なくできるのですが、トリプルタップは4・5回に1回くらいしか成功しないので、私は使わないようにしています。

それとアプリはそれなり良くできてるものの、なぜか長押しの設定で割り当てられるのは「音声アシスタント」と「外音取り込み・ノイキャンなどのモード切り替え」と「オフ」のみとなっています。上記でも書きましたが、トリプルタップはほぼ使えない状態。そのため左右まったく別の操作を割り当てたとしても、6つの操作しか使えません。

なので、長押しも「音量調整」や「再生・停止」などの機能が割り当てれるようになると良いなと思います。例えばソニーの「WF-C500」はボタン式ですが、左側のボタンを長押ししてる間、音量が下がるようになっています。これと同じようなことが「RZ-S50W」でもできるようになると良いなと思います。

6. 購入1ヶ月後のレビュー

購入してから1ヶ月経ちましたが、概ね満足しています。唯一想定外だったのは、高速バス乗車時にノイズキャンセリングをオンにした状態で使用してると、奇妙な音がすること。たぶん窓ガラスか何かの振動音が消去しきれず、変形して音が鳴ってるんだと思いますが。

あと音量の調整はタッチ操作をあきらめ、iPhone 本体で操作することにしました。と言うのも、タッチでうまく使えるのは「タップ」と「長押し」の2つのみ。「ダブルタップ」は使えることは使えるものの、うまく認識されないことも多いです。「トリプルタップ」はまず無理。

そこでアプリで色々タッチの割り当て操作を試したのですが、色々試した結果、音量調整操作はタッチ操作に割り当てるのをあきらめ、左右とも「タップ」は「再生 / 停止」、「ダブルタップ」は「スキップ」、「長押し」は「モード切り替え」にしました。これが一番良いと思います。

…とは言え、音量調整をわざわざ毎回 iPhone 本体で行うのはちょっと面倒です。😅 なので今度買う製品は、イヤホン本体で音量調整しやすいものにしようかと思っています。

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追記(2022年10月29日)

購入1ヶ月後のレビューを追加しました。

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