古代インド・ヒンドゥー教の演習問題

ヒンドゥー教に関して、次の文章を読んで、問いに答えなさい。

 ヒンドゥー教は、色々な考え方・宗教が混ざっている。具体的には、( ① )教・仏教と合体し、地域の宗教とも合体し、寛容な宗教であることが、インドでの信者増加につながり、グプタ朝の頃には、ヒンドゥー教がインドに定着した。
 ヒンドゥー教には主な神が三柱いる。それぞれ、ブラフマー神、ビシュヌ神、( ② )神である。特定の聖典はないが、4ヴァルナなどの守る規範、( ① )の特権的地位の強調が書いてあるのが『( ③ )』で、グプタ朝の頃に整備された。また、グプタ朝期には、『( ④ )』と『( ⑤ )』という二大叙事詩も作られた。
 グプタ朝の次の( ⑥ )朝(都:( ⑦ ))も、支配階層はヒンドゥー教徒だった。しかし、仏教・ジャイナ教も保護しており、仏僧の玄奘が来印した際も、歓迎されている。
 その反面、6世紀半ばから、ヒンドゥー教の神々に絶対的に帰依し、感覚的に神々との一体感を得ることをめざす( ⑧ )運動が盛んになり、仏教とジャイナ教を攻撃した。
 その後、8~10世紀ごろは北インドでヒンドゥー教を守り、イスラーム化に抵抗した地方勢力の( ⑨ )が各地で活躍し、( ⑨ )時代と呼ばれる。

(1)空欄①~⑨にあてはまる適切な語句を書きなさい。
(2)グプタ朝の都を答えなさい。
(3)ヴァルナはのちに職業の分化・世襲にともなって複雑化し、多くのカースト集団が生まれたが、特にインドではこれを何と呼ぶか。



【答え】

(1)①バラモン ②シヴァ ③マヌ法典 ④マハーヴァーラタ ⑤ラーマーヤナ ⑥ヴァルダナ ⑦カナウジ ⑧バクティ ⑨ラージプート (2)パータリプトラ (3)ジャーティ

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