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ドローン×農薬散布

こんにちは!株式会社協和産業 ”PR DRONE SHOW”スタッフの田添です!!
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ドローン×農薬散布の背景

現在日本の農業は農家の高齢化や若年層の都市部への流出などにより、深刻な「担い手不足」「労働者不足」に悩まされている現状があります。

現役の農業従事者は高齢化によって広大な農地の耕作や管理が困難となり、新たな担い手も時間的な拘束や負担の大きさから就農を敬遠しているのが実情です。
このような背景のもと、従来は重労働である農薬散布の作業負担を軽減し、より短時間で完了できるドローンを用いた農薬散布が注目されています。
農林水産省を基軸とした「農業用ドローンの普及拡大に向けた民間協議会」の発足からも、国が農業へのドローン普及に注力しています。

導入のメリット

農薬散布作業にドローンを導入するメリットとして大きく上げられるのは3点です。

労働時間の軽減

ドローンを導入することで農薬散布の労働負担を大幅に軽減することができます。
農薬や肥料の散布を人力で行うとしたとき、動力噴霧器を背負って液体の通ったホースをさばきながら散布することになります。重さは一概には言えませんが、

こちらの噴射機だと動力噴霧器自体の重さが約9.9kg
タンク容量が約20Lなので満タンに入れたときの重量は約30kgとなります。
約30kgの重量のものを背負いながら作業をするとなると、夏場高齢の方にとっては非常にきつい作業となります。また作物を倒さないように作業する必要もあるので、足元も不安定中の作業となりますが、ドローンを導入すれば、地上から操作するだけで農薬を空中から散布することが可能となります。

作業時間の短縮

ドローンによる農薬散布には、作業時間が短縮することが出来るメリットがあります。
動力噴霧器を使用した場合、約1,000㎡(約50mプールくらいの広さ)の散布にかかる時間は約1時間ですが、ドローンであれば同じ範囲を約1分で行うことが出来ます。

散布者の安全性の担保

ドローンによる農薬散布は、ドローンを遠隔操縦することで散布を完了させることが出来るので、散布者が農薬と触れ合う時間が格段に少なくなるのも大きなメリットの1つです。
人力散布での散布の場合、散布時に農薬と触れ合う危険性が高く、できるだけ接触を避けるように防護服などで身を守っていても空中に漂う農薬の微粉末や霧を吸い込む可能性はあります。
ドローンによる散布であれば、散布者の人体に与える影響を最小のリスクにとどめることが可能です。

導入のデメリット

導入・維持にコストがかかる

農業用ドローンのデメリットとして導入・維持にコストがかかります。
農業用ドローンの購入費用の目安は80~300万円、維持費も年間20万円程度かかります。農林水産省のHPで、主なメーカーが紹介されていますので参考にしてみてください。

導入に関しては各種助成金等もありますので、ぜひ活用してみてください。

ドリフトのリスク

ドローンを使って農薬を散布する場合、ドリフトのリスクがあります。
ドリフトとは、農薬散布ドローンは高濃度の薬剤を細かい霧のような状態で散布するため、水分がどんどん乾いてしまい液滴が小さくなって風に飛ばされやすくなります。風に飛ばされた薬剤が周辺の日対象物に付着することをドリフトと言いますが、ドローンによる散布を行う場合隣接している圃場で育てている作物については十分に確認する必要があります。
もし隣接している圃場で無農薬栽培を行っている場合は、ドローンによる農薬散布は難しくなります。

ドローン対応の薬剤が限定される

ドローンを使って農薬散布作業を行う際、ドローンに適応している薬剤を使用することが義務付けられています。ドローン導入前に栽培している作物に向けたドローン対応薬剤があるかを確認する必要があります。
↓ドローンに対応している薬剤の一覧はこちら↓

表を見ると、稲作用の薬剤の登録数は多く、露地野菜(ハウスなどは使わず露天の畑などで栽培された野菜のこと)や果樹用の農薬の登録はまだ少ないのが現状です。
農林水産省はこれらの作物の農薬について現場のニーズを各都道府県から情報を収集し、農薬メーカーに通知することによって、登録申請に向けた検討を促しています。

まとめ

農薬散布にドローンを導入することに当たっては、各団体が導入に向けての講習を行っています。

今後の農薬散布ドローン導入での作業効率化に向け、是非ご検討ください!!

おわりに

株式会社協和産業”PR DRONE SHOW”では、『ドローンショーを身近な存在に』をテーマに、ドローンショーの展開を進めています。
ドローンショーを見た方の『笑顔・感動』を大前提に、新たな演出方法としてドローンショーを取り入れてみませんか?
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