働いている社員インタビュー① 佐野さん
今回インタビューするのは、入社10年目の佐野さん(30歳)です。入社してからずっと植毛一筋で経験を積んで来られました。
(株)共伸技研に入ったきっかけを教えてください。
イラストの専門学校を卒業するにあたり、就職活動をしている中で見つけました。
どのようにして(株)共伸技研を知りましたか?
ハローワークのHP内にある求人情報で見つけました。
就職活動に際して、譲れない条件(土日祝休み、残業なし、冷暖房完備。家から近い)を設定しており、そこにマッチしていたので入社を決めました。また、募集要項に「手先が器用な人」と書いてあり、自分は手先の器用さに自信があったことも応募の後押しになりました。
(株)共伸技研の第一印象と働いてみてからの印象に違いはありましたか?
(株)共伸技研の第一印象はどのようなものでしたか?
率直に言って第一印象は、「狭くて暗くてなんかじめっとした会社かな」って思いました。良い印象ではなかったです(汗)
その後第一印象はどのように変化しましたか?
就職して、わりとすぐに工場が移転しました。
旧工場は第一印象の通りで好きになれませんでした。でも、新工場は「天井が高くて解放感があり、キレイで明るい」っていう印象に反転しました。「やっぱり働く環境って大事だなぁ」って思いましたね。
現在はどのような会社だと感じていますか?
「この10年で成長したなぁ」って素直に感じています。
特に、職場の環境というハード面と、生産管理システムなどのソフト面で成長を感じています。
現在入社10年目ですが、(株)共伸技研で働き続けている理由は?
働き続けている理由は3つあると思っています。
①気持ち良く働くことができるから
残業代もしっかり出るし、工場内の気温は適正に保たれており、働きやすいです。あと、社長が威張っている感じもなく、誰とでも対等に接してくれているフレンドリーさが良いです。(個人的に社長と話す話題が合うからってところもあります)
②仕事内容が自分に合っているから
手を動かすのが好きなんです。1人で作業に集中しながら誰にも邪魔されずに、自分の世界に没入して作業できるところも気に入っています。
③自分がチャレンジしたいことにチャレンジできるから
基本的に、自分がチャレンジしたいなぁって思った事は、何でもさせてくれます。イラストを活かす機会を得られたことは望外の喜びでした!
これまでの経験の中で印象に残るエピソードは?
入社して、1年経つか経たないかぐらいの所で「自分だけでなんとかしないといけない状況」に陥った
入社以来、傍で仕事を教えてくれていた先輩が急に辞めることになって焦りました。正直「もう一緒にやめよっかなー」って思ったこともありましたが、環境の激変する中で必死に対応しているうちに、受け身の気持ちから「自分がもっとしっかりしないといけない」という責任感に変化して、仕事に対するモチベーションはむしろアップしました。
それまでは、社内で一番経験が浅いということもあり、簡単な仕事の割合が多かったのですが、急に引き継ぎが始まって一人前の仕事と責任を与えられたことで、仕事にバリエーションが増えて、今振り返ると楽しく仕事が出来るようになった気がしますね。
せっかく作った商品が80%以上捨てられた
入社してすぐに任された商品が、製造後に基準を満たしていないということで、80%以上破棄され、その破棄された80%を再度作り直すということを繰り返す時期がありました。今思えば、必要な品質を身体で覚える機会だったということが分かりますが、他工程も巻き込んで迷惑をかける結果となってしまっていた部分もあるので、当時は精神的にかなり辛かったです。
1日の仕事中、どの時間帯が一番好きですか?
1日の中で、1番好きな時間帯は15時の休憩後です。
その時間帯になると1日の目標達成が見えてくるため、自分の中ではその時間帯が1番好きです(残業の場合は除く)
あと2時間頑張ったら帰れると思うと、俄然やる気が出ます(笑)
この仕事につく前に身に付けていた技能は何かありますか? それは役に立っていますか?
専門学校卒業してすぐに入社したため、前職はありません。
強いて言えば、イラストの専門学校に通っていたので、イラストの技能と、アルバイト経験(寿司屋、スーパー)ぐらいです。
ただ、もともと小さい頃からモノを作るのが結構好きで、小学校の時は一番図工が好きでした。自分が作ったモノを褒められるのが嬉しかったですね。モノを作って喜ばれる経験は今の仕事に繋がっていると感じています。
その経験は役立っていますか?
はい。特にイラストの技能に関しては、社長からの「キャラクターを考えて欲しい」リクエストに応えるカタチでブラッシーを誕生させることが出来ました。
植毛作業は、機械メインの仕事ではなく、手の感覚がメインの作業になります。手から商品を生み出している感覚や、自分の技術的な進歩も体感できるところが気に入ってます。ただ裏を返せば、自分の技能レベルが成長してないと仕事になりません。再現性も含めて、機械には無い難しさもあります。
自己コントロール感をどのくらい仕事中に感じることができますか?
*自己コントロール感 = 自分でやることを決めていると実感できている感覚
まぁ80%位は自己コントロール出来ている感じがします。その大きな要因は、毎朝自分で作業予定を決めている部分にあると思います。
作業予定表に今日のやることを自分で決めて書き出します。それに沿って作業していく中で、自分の予想していたスケジュール通りに仕事が進んでいたら、達成感を感じますし、気持ち良いです。進捗ごとに時間を記入していくので、その都度自己コントロール感を感じます。
仕事とプライベートのバランスは取れていますか?
定時で終わることが多く、残業しても18時までなので、プライベートにはしっかり時間を使えていますし、量にも満足しています。
ただ、ここに至るまでの道のりで、毎日残業を21時までやったり、19時までの残業が当たり前の時期もありました。その時は不満しかなかったですね(笑)
残業したらその分、残業代もしっかり出ますし、不満はないですが、残業すると会社の利益が減りますし、僕のプライベートの時間も減るので最低限にしたいと思っています。そのためにも更に改善できるように成長していきたいです。
(株)共伸技研で働くことを他人におススメ出来ますか?
おススメ出来ます。
とくに、完全に1人ってわけじゃないけれど、自分だけで作業するのが好きな人や、自分の手を使って何かモノを作ることが好きな人にはおススメです。
現在の工場は冷暖房もしっかり整っているし、明るくてキレイな職場環境があるので、気持ち良く働けると思います。
一緒に働きたい人物像があれば教えてください
真面目に働くというのは最低限必須ですね。
あとは、自分と話題が合ったら理想的ですが、仮に合わなかったとしても、自分から話題を提供できる人が有難いですね。
自分1人でやる作業が多い職場ですが、自分の殻に閉じ籠らずにコミュニケーション出来る人と楽しく働きたいです。
今後、佐野さん自身はどのようになっていきたいですか?
個人的には年収を上げたいです。
年収を上げるためには、会社として利益を増やす必要があるので、自分の力だけでは難しいですが、出来る技能を増やして、もっと会社に貢献できる人材になりたいです。
そのためには、もっと新しいことにチャレンジ出来たら良いなと思っています。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
佐野さんが普段どのような心持ちで仕事してるかが良く分かりました(笑)今後の益々のご活躍を期待しています。