【元公立教員秘伝】論文苦手の突破術!構成は「けなたもだ」&使える言い回し集〈教員採用試験論作文対策〉

<この記事はこんな方向けに書いています>

  • 論文の書き出しや繋ぎで使える便利な言葉・言い回しが知りたい

  • 論文構成が苦手で、本論・序論やらセオリーを言われてもピンとこない

  • 文章を書くことが苦手で、言い回しや言葉が浮かばない

  • そもそも論文の書き方がわからない

<この記事を読むとわかること>

  • 「けなたもだ」で論文構成のコツを知り、一貫性と説得力ある文章が書けるようになる

  • 論文の書き出し・接続詞のパターンを知り、文章の書き方の引き出しが広がる

<筆者の紹介>

  • 経歴
    首都圏の公立学校で臨採1年→教採合格し約15年公務員教員
    →現在は主婦8割・教採応援2割、子羊達の育児に邁進中

  • 特徴
    公立学校時代はいわゆる中堅教員。管理職とざっくばらんに話せるポジションだったため学校内部事情にちょっと詳しい。

  • 教採応援実績
    20人以上の教育実習生や同僚講師の応援経験あり。筆者が応援して2年以内で全員が合格(8割以上が一発合格)!

学校現場の裏側を知る元公務員教員、羊のメーと申します。
今の私ができることは、自身の学校現場経験からリアルな教採対策情報をお伝えし、教員をめざす方を全力で応援すること。
その一心で、この記事をを書きました。
教員採用試験の勉強、今日もお疲れ様です!応援させてくださいね。

それではさっそく本題へ。

1 論文構成のコツは「けなたもだ」

論文の構成として、下記の型がよく紹介されていますね。

  • 序論→結論→本論

  • 問題提起→意見提示→展開→結論

しかし実際に文章を書いてみようとすると、何だかピンとこないし、どう内容を組み立てたらいいのか全然浮かばない…ということがあると思います。

そこで、論文構成を誰もがイメージできる簡単な言葉に嚙み砕きます。
それが、「け・な・た・も・だ」。

< けなたもだ による論文構成の方法>

  1.  け:結論 → 結論・考え 例:「私は〇〇が必要だと考える」

  2.  な:なぜなら → 理由・根拠 例:「なぜなら~だからだ」

  3.  た:たとえば → 例示・具体例 例:「たとえば〇〇があれば~だ」

  4.  も:もし・もしも → 仮説・逆説 例:「もしも〇〇が無ければ~だ」

  5.  だ:だから →最終結論 例:「だから〇〇が必要なのだ」

論文とは、自分の考えや主張を説得力のある文章で書くことです。
説得力をもたせるには、一貫性ある文章構成が必要です。
そして文章に一貫性をもたせるには、事前の構成計画が肝です。

構成計画の無いままに書き始めてしまうと、内容がぶれてしまいがちなものです。
読み手の採点者は「結局、この受験者は何を言いたいんだろう?」と感じますし、合格基準をクリアできません。

論文を書き始める前に、まず、「けなたもだ」で構成計画をしましょう。
そうすれば、文章の内容がぶれることなく、説得力ある文章が自ずと出来上がりますよ。

2 論文の書き出しパターン例

論文の書き出しをどんな言葉で始めればいいのか、一番悩むところだと思います。

書き出しでは、まず結論(考えや主張)を述べますが、かっこいい文章を書こうと難しく考えないで大丈夫です。
採点者の目に一番最初に入るのが、書き出し部分。
まとまりなくダラダラ文章を書き始めてしまうと、むしろ印象が悪くなります。
論文の問いに対するあなたの答えを、まず端的に述べましょう。

<書き出しパターン例>
▼結論 【けなたもだ  “け”】

  1. 私は〇〇〇だと考える、私は〇〇だと考える

  2. 〇〇〇だと、私は考えている

  3. ~ ~が教育課題となっている昨今において、私は〇〇だと考える

  4. 学習指導要領の~~達成のために、私は〇〇だと考える

  5. 生きて働く知識や技能を得るうえで、〇〇だと私は考えている

論文の書き出しでは、上記3や4のように、最新の教育情報に触れながら結論を述べると、採点者に印象良く読み進めてもらえます。

但し、問題に対して学習指導要領というワードが突飛な場合もあるので、
5のようにその内容に触れるだけでも十分です。
採点者には「この受験者はおさえるべき点をわかっているな、ちゃんと勉強しているんだな」と伝わります。

論文の問いに応じて、端的にナチュラルな書き出しをしてみてください。

3 論文の繋ぎ・接続詞のパターン例

論文で悩むのが、文章と文章の繋ぎ方。
つい同じようなワードを使ってしまい、拙い文章やくどい文章になってしまう…ということがありがちです。
言葉の引き出しを増やして、文章の書き方の幅を広げましょう。

<文章の繋ぎの言葉・接続詞のパターン例>
▼理由・根拠 【けなたもだ  “な”】

  • なぜなら

  • その理由は

  • まず理由の一つ目は

  • 二つ目の理由は

  • このため

▼例示・具体例 【けなたもだ  “た”】

  • たとえば

  • 具体例として

  • 私が実際に経験した例として

  • 具体的には

  • その例として

▼仮説・逆説 【けなたもだ  “も”】

  • もし

  • もしも

  • しかし

  • ところが

  • 一方で

  • 反対に

▼最終結論 【けなたもだ  “だ”】

  • だから

  • したがって

  • すなわち

  • つまり

  • それゆえ

4 次回以降の投稿予定について

・面接対策
・論文対策
など、今後も教採対策について投稿予定です。

引き続き、合否に直結するリアルな情報やアドバイスをお伝えしていきます!
前回の記事はこちら、面接対策について述べています  


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