素敵な先生

こうやって素敵な先生がまた一人いなくなってしまった。
真面目に取り合う人間がこれほどまでに少ないことにも悲しみがある。

素敵な先生をちゃんと素敵だと評価できる人が少ないなと。

Pay Forward
楽しんで指導→怒って教えても恐怖も教え込むことになる
20年前に一人で救急始めた

20年もいたこの病院を、去るというのはどんな気持ちなんだろう。
自分の一部になっていたに違いない。
僕が小学1年生の頃から働いていた病院を、今日去ったのだ。
言葉では表せないけれど、心が苦しい。
そこを去るということは、何かが心にぽっかり穴が開いてしまう感覚なんじゃないだろうか。
どうしても、それを想像して、こちらが悲しい、切ない気もちになってしまう。
そしてこの感情を共有できる同期や人もいないことに、心詰まりを感じる。
同期だけじゃないが、多くの人に感じることは、誰かを本気で尊敬したり、好きだと感じたり、それを表現したりすることを殆どの人がしないということだ。
というのも、誰かの送別会で、その人のことをおちょくるとか、無礼な態度、発言をとること自体が、僕にとっては異常に不快に感じる。
自分にとってそこまで好きだと思えない人でも、そういう場ではリスペクトを配るべきなんじゃないのか。

お礼の一言話すのに苦手なんだよね、とか一言言わなきゃいけないの?とかいう発言は、失礼だし、聞いていて送られる先生が気の毒でならない。

この人はいいよね、どうかな、ってそうやって真剣に話せる人と僕は一緒にいたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?