なんでかしらんけど、やたらと噂話を知ってる人っておるよな

私の仕事における得意分野はどうやらマーケティングらしい。
「らしい」っていうのは、私自身がそれを得意やと思ったというよりは、周りの人にすごく褒めてもらえることから、どうやらあんまり得意な人が多くはないということを最近になって知った。

マーケティングは、自社ももちろんやけど、特に他社の商品とかサービスとか、今世間では何が求められてるのか何が必要とされてるのか、それを客観的に分析すること、最終的にはそれを活かして自社に取り込むってところとで。

これ比較的私が得意なのは、学生時代から、周りの誰がどう見られてるかをすごい意識して生きてきたからなんじゃないかと最近思った。

学生時代、私はあんまり友達が多い方じゃなかった、ということは、私の家族ならよく知ってると思う。

自称友だちいない勢がたまに出てくるけど、そういうのじゃなくてがちのやつやから、今でこそ笑えるけどそのときはめちゃくちゃしんどかった。

中学校までは学年が変わるごとにクラスも変わったけれど、いわゆる一緒に教室移動をしたり、体育でペアになったり、遠足で同じグループを作ったりするような友だちは、おらんかった年の方が多いと思う。

学校って残酷よな。

友だちおらん人に遠足で仲良しグループ作れって言われても困るんよ。
で、結局優しい子たちがおるグループに仕方なく入れてもらうみたいなね。

今思い出しても嫌な記憶やわ。

学校の先生はクラスをマネジメントするマネージャーでもあると思う。

クラスの子たちの交友関係を把握してないならそれはどうかと思うし、把握しててやってるならかなりサイコみが深い。

そんな友だちがほとんどおらん私は、なぜかクラスの恋愛事情やら友だちグループ事情には詳しかった。
友だちがおらんゆえに、加えて悪口を言われることもすごい多かったために、すごく聞き耳を立てて生活してたし、聞こえた情報のピースを頭の中で繋いでは情報を自分の中でまとめあげてたと思う。

高校生になると、Twitterで悪口を書き込まれたこともあった。書き込まれた情報はさらにリツイートで拡散もされた。(なんでそんなことになったかとか、そもそもなんで友達がおらんのかとかはまた別の機会に話せたらいいな。)

そのときも、その子たちの裏アカウントまで発掘して、別アカウントからリストに入れて毎日見てた気がする。

なんかこう、なんていうか
私にとっては全部自己防衛やったんやと思う。
自分に周りの情報を取り込むことで、身を固めるっていうか。

今仕事にすごく活きてるからそれはいいことなんやけど、客観的な分析をすることは私の身を守るために得るべくして得たスキルなんじゃないかって思ったっていうお話でした。
過去を活かして強く生きれてると思うから、今はもうそれも経験やったと思えるよ。少しはね。

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