大人を諦める

先日私は夢を諦める時期が来たと書いた。大人になるに連れ現実と向き合い生きていくためには諦めなければいけないことの方が多いから。だから私は夢を諦めることにした。はずだった。しかし最近どうにもそんなことをしなくてもいいのではないかと思えてきてしまった。 

それは最近見返した韓国ドラマ「サム、マイウェイ」のセリフにあった。[端的に言えばサム、マイウェイとはドンマンとエラがお互いに夢に向かって行きながら愛を育む物語だ。面白いからぜひ見てほしい]

ドンマンが格闘技をする事をエラは辞めてほしかった。大好きな人が殴られるところは見たくない。と。そんなエラにドンマンは言う。

「これは俺の夢なんだ。夢を諦めるのが大人なら俺は大人になんてならなくていい。」

「夢を諦めるなら俺は大人を諦める」

そのセリフに私ははっとした。なぜ私は夢と何かを天秤にかけたとき必ず夢を諦めなければいけないと思っていたのだろう。大人になんてならなくても良いのだ。地に足つけながらも一生夢を見て生きていたって良いのだ。

選択は自由だ。大人なんだから夢を諦めなければと思うのなら夢を諦めたくないから大人を諦めたって間違いではないのだ。

あぁ私ももうちょっと夢を見ようかな。地に足つけながら。大人を諦めたって死にやしない